竹炭の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
竹炭を作ることの楽しさ
竹炭は小さな孔をたくさん持っている構造によって様々なものを吸着、放出します。代表的なのは調湿機能で、空気中の水分を吸着し、乾燥すれば吐き出して部屋の湿度を半永久的に調節し続けます。また、空気中に漂うにおいの元となる物質を物理的に吸着し、消臭効果をもたらします。吸着効果を発揮する物質は汗や尿などに含まれるアンモニア、接着剤や塗料などに含まれるホルムアルデヒド、動車の排気ガスやタバコの煙などに含まれるベンゼンなど多岐にわたり、孔が塞がって吸着能力がなくなるまで効果が持続します。水中でもこの吸着効果は発揮され、水道水に入れることでカルキ臭や塩素を除去することができます。さらに、水につけると竹炭に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が放出されるため、水道水につけておくだけでミネラルウォーターにすることができ、お米と一緒に入れれば美味しいご飯が炊き上がります。また、浴槽内に入れればミネラル成分を含んだお湯にすることもできます。ただし、飲料や食品用に竹炭を使う際に洗剤などを使って洗ってしまうと洗剤が竹炭の孔に吸着してしまうので、竹炭を洗うときには食器用洗剤などを使用しないように気をつけましょう。
竹炭を作るのに用意する物
竹炭は木炭などの燃料とは異なり、様々な生活補助機能を持っている炭として知られています。食品として使用されるケースもありますが、一般的にはカルキを吸着させたりミネラルをサポートするなど様々な付加価値をもたらすことが殆どです。他にも靴箱やトイレに置けば消臭機能を期待することが出来ますし、お部屋や押し入れに入れれば除湿機能や調湿機能を発揮します。枕に入れて」快眠をサポートするのも竹炭の効果の一つです。この様に竹炭は様々な用途に用いられているのが特徴です。 そんな竹炭を作るには竹が必要になります。しかしそんな竹をただ焼けば良いかというと、そうではありません。単に竹を燃やしても焦げて灰になってお終いですので、竹炭として完成させるための窯が必要になります。これは一朝一夕で用意できるものではありませんので、竹炭を作ることが出来る場所を借りるか、竹炭の作成のための専用の窯や機械を購入する必要があると言えるでしょう。また燃焼させるための燃料も必要になりますのでそれ相応に手間のかかるものであると言えるでしょう。竹炭を本格的に作るには手作り方法を熟知して専用の設備を確保することが重要です。それらが揃えば比較的簡単に作ることが出来るのです。
竹炭の作り方の手順
竹炭を作るには適切な環境が大切になりますが、素材に関しても竹炭を作る環境に合わせて用意する必要があります。例えば竹も窯に入るちょうど良い大きさにカットする必要がありますし、きってすぐの水分に多い丈ではなく、最低でも一ヶ月は切って寝かせた、水分を飛ばした竹であることが求められます。細い竹はそのままでも良いですが、ある程度の太さがあるのであれば割って小さくすることが必要になるケースもあります。 窯は密封して火にかけます。竹は250度ほどで熱分解を起こしますのでそれを促進する程度の火力を維持します。最初に出てくる煙は水蒸気の多い白い煙となりますが、徐々に青みがかった色に変化し、最終的には無色に近い状態になります。最後の段階では空気を大きく送り込んで温度を一気に高める工程があり、これを精錬と言います。この工程の後、窯を密封して自然に温度が下がるのを待ちます。 竹を燃やすと上手にできた場合で元の4分の1程度の重さになります。見た目も小さくなりますので水分が抜けたことが良く分かります。自然冷却が住んでいれば厚くありませんので窯から取り出しましょう、単科の比率が9割を超えるようになると一級品であると言えます。
竹炭の作り方のまとめ
本格的に上質な竹炭を作るとなると炭焼き窯などが必要になりますが、そこまでの品質を求めなければ素人でも簡単に挑戦できる手作り方法があります。まず、竹を準備して1ヶ月~3ヶ月ほど乾燥させておきましょう。乾燥がすんだら四つ割りにして節をとっておきます。竹をそのまま保管しておくスペースがなければ、乾燥させる前に四つ割りにして節をとっておきましょう。次に一斗缶を用意して、中に竹を詰められるだけ詰めます。詰め終わったら蓋をして焚き火に載せましょう。焚き火に乗せて少しすると蓋の隙間から白い煙が出てきます。2時間ほど火にかけ続けると煙が青白くなってくるので、そうなったら火から下ろし、砂利の上など燃えるものが近くにない場所に置きましょう。非常に熱くなっているので十分に気をつけて作業を行って下さい。火から下ろしたら冷えるまで放置しておきましょう。だいたい1~2時間ほどで冷めて、素手でさわれるようになります。完全に冷えたら蓋を開け、できた竹炭を割ってみましょう。中まで黒くなっていれば成功です。一斗缶を用意できなかった場合は、乾燥させた竹を焚き火で燃やすだけでも竹炭を作ることができます。その際、できるだけ隙間なく竹を積むと成功しやすくなります。竹の代わりに松ぼっくりなども炭にすることができるので、いろんな炭作りに挑戦するのも面白いでしょう。
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竹炭を作る理由としては、湿度の調整や脱臭、空気の浄化や水質の浄化といった生活を補助する機能や、炭として焼き物料理に使うためという方が多いでしょう。炭には小さな孔が無数に存在する構造となっていますが、竹炭は特にその孔が小さく数も多いので、生活補助機能を目的とした利用に向いています。孔の直径は小さいもので1~5nm(1nm=10億分の1ミリ)と非常に小さく、この孔に様々な物質を吸着させることで生活を補助する効果を発揮します。また、外部からエネルギーを加えると吸着していたものを放出する性質を持っているので、吸着能力が低下してきたときは定期的に煮沸消毒をすれば再利用が可能です。もちろん炭なので火をつけることもできますが、途中で火が消えてしまうことが多く、料理に利用しようするなら木炭に優位性があります。ただし火付きは良いので、燃料用として利用するぶんには良い働きをしてくれます。最近は放置された竹ヤブが地下茎を伸ばして周囲の土地を侵食し、山を竹だらけにしてしまうことも少なくないので、そういった竹を使用することは自然保護にも繋がります。作る際にはたくさん煙が出るので、近隣の住民の迷惑にならないようにしましょう。