苔玉の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
苔玉を作ることの楽しさ
苔玉を作る楽しさのひとつが、使う植物と苔を何にしようかと選ぶことです。苔玉にあう植物を特徴ごとに紹介します。季節を問わず一年中楽しめ、手入れもしやすいのは、ワイアープランツ、テーブルヤシ、黒松、シマトネリコ、アイビー、トクサ、ソフォラなどを使うといいでしょう。日当たりがあまり良くない場所でも比較的安心して育てられるのは、ワイアープランツ、アイビー、トクサ、シノブなどです。葉の色が変化し、季節ごとの表情をみせてくれるのは、紅葉するモミジやハゼ、黄金色になるテイカカズラ、ほんのり桃色になる初雪カズラなどです。紅長寿梅、白長寿梅など花の咲くものにすれば、苔と花のコントラストを楽しむことができます。個性的にしたいときは、くねくねした木に小さな葉がついているソフォラや高く成長するトクサなどを使うと良いようです。せっかく使っても手入れを怠ると枯らしてしまう結果になるので、手入れするときのポイントを紹介します。水やりは、苔を霧吹きで少し濡らせば大丈夫と思っていたら、それは間違いです。これでは、中の植物の根まで水分を届かせることができません。苔玉を持って軽く感じたら、中まで乾いている合図です。芯まで水を浸透させるには、水を張ったバケツなどに苔玉を入れて、数分間つけます。その時苔玉の中からプクプクと泡が出るので、その泡がなくなったら、苔玉の水分補給完了です。こまめに水分の状態を気遣ってあげてください。
苔玉を作るのに用意する物
苔玉は植物の根を用土で玉状になるように包みその用土の表面に苔を張りつめたものをいいます。大きさも工夫次第でいろいろのサイズに作ることができ、また、材料に関しても身近なもので作ることができるためにとても人気のあるインテリアとなっています。苔玉には専門家が作る非常に手の込んだものもありますが、初めて作る場合でも簡単に作ることができ、最初は小さなものから挑戦すると上手く作ることができます。用意するものとしてはハイゴケやプテリス等の植物が、まず必要となります。材料はホームセンターなどでも入手できますが、苔に関しては園芸店などで入手する方が種類を揃えることができます。また、植物や苔は屋外で採取したものでも作ることができるので、最初から計画をしている場合には取りそろえて準備していても構いません。次に用土を用意します。用土は苔玉の芯となる部分に用い、ピーモスを主体として赤玉土、桐生砂などを混ぜ合わせてつくります。概ね、ピートモス7割に赤玉土3割程度で作り、そこに砂を混ぜ合わせます。赤玉土や桐生砂はあらかじめふるいにかけ微塵を取り除いておくと上手く作ることができます。そして容器を準備します。苔玉は陶器などの皿に載せる場合が多いのですが、身近にある、例えばガラス保存瓶やガラスポットなどでも構わず、すっぽりと入れてしまった方がみずみずしい苔を長い時間楽しむことができるようになります。また、乾燥に関しての管理も簡単に行うことができます。他には苔を用土に巻きつけるための糸、ハサミ、切った糸を苔玉に押しこむためのピンセットを用意して準備は完了となります。
苔玉の作り方の手順
苔玉を手作り方法で行うには、まず、玉の大きさと形を決めます。初めて作る場合には片手で持てる大きさくらいの方が作りやすく、複雑な形は慣れてきてから挑戦するようにします。次に植えこむ植物の根鉢を用土で丸く包みこみ、この場合には根鉢を崩さないよにし、根鉢が大きい場合には少しずつ崩して丸めるようにするだけでスムーズに行うことができます。そして、おにぎりを握るような要領で丸くなるように形をつくります。皿に飾るような場合には安定性を考え下に重心を持っていった方がよく、その場合には、少し、三角形に近い雰囲気で作るようにします。次に完成した玉に苔を巻いていきます。苔が乾燥している場合には霧吹きを利用するとスムーズに巻くことができ、苔に隙間が開かないように注意して巻いていきます。そして、苔が重なり合わないようにも注意をします。巻き終わったら全体を水につけたっぷりと水を吸わせるようにします。その後に苔玉を水から出し、飛び出した苔を切りそろえたり、植えこんだ植物の痛んだ葉や飛び出した根などを切り取って全体の形を整えたならば苔玉の完成となります。苔玉は作るよりも育て方が難しいとも言われています。そのために置き場所には注意をし、水やりにも気を使うようにします。置き場所としては屋外の明るい日陰や風通しのよい場所が最適となり、水やりにおいては水を張って吸水させる方法で行います。そして、夏場には朝夕の2回、たっぷりと水やりをするようにします。
苔玉の作り方のまとめ
苔玉づくりの材料は、粘りがあり保水力のある「ケト土」、ギンゴケ、ハイゴケ、ヤマゴケなど庭の隅や山に自生している「苔」、植え込む植物、赤玉土、山野草の土、テグス糸です。7対3の割合で、ケト土と赤玉土をまぜます。小さな枝やゴミが混ざっていたら取り除きます。水を少し加えてこねます。目安は耳たぶくらいの柔らかさです。こねた土を丸めます。外側は苔で覆うので完成予定の大きさよりひとまわり小さめにつくるのがコツです。丸めた土はお椀状に形成します。凹んだ部分に山野草の土を入れ、植物の苗を植えます。この時、伸びすぎたり、枯れている葉や枝はカットして植えましょう。正面から見た時に最も美しく見えるように配置することを忘れないように。苗を植えたあとは、ケト土が見えないように苔を貼ります。選ぶ苔によってもアレンジが楽しめます。コンクリート塀の隙間などに自生する身近な苔ギンゴケ、毛足が長いハイゴケ、白髪が混ざったようなヤマゴケなどがあります。苔はすぐにずれてはがれてしまいまうのでテグス糸でグルグル巻きにして固定します。完成した苔玉は、エアコンの風が直接当たるような場所はさけて置くようにしましょう。苔には肥料は必要ありませんが、植え込む植物には必要な場合があるので、薄めの液体肥料を散布してください。
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インテリアショップや雑貨屋でおしゃれに飾られている小さな盆栽が「苔玉」です。高齢者の趣味のレベルを超えて、老若男女問わず、苔玉の魅力は広がっています。名前の通り、苔を丸めて作った盆栽で、とても可愛いいインテリアとして、また、癒しのアイテムとしても人気です。最近では、買うだけでなく、カルチャー教室もオープンし、自分のオリジナルの苔玉づくりをはじめる人も多くなりました。年中いつでも作ることができることも苔玉の魅力のひとつ。そして、手作り方法は、初心者にも簡単です。大まかな流れは、植物の根を用土で包んで丸め、表面に苔を貼り付けます。そして、苔が剥がれないようにテグス糸などで留めればできあがります。植物を紅葉するものにすれば季節感もあじわえます。色々な種類の植物でつくった苔玉をいくつも並べても素敵なインテリアになります。大切に育てれば、2~3年は楽しむことができるそう。苔玉を置く器やお皿なども季節ごとや部屋のイメージにあわせてかえてみる楽しさもあります。コーヒーカップの中に入れてみるのもかわいいです。また、アレンジ方法のひとつに、風鈴と組み合わせた「苔玉風鈴」もあり、夏に涼を呼ぶインテリアとしてひそかな人気を集めています。