小豆の煮方の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
小豆の煮方を作ることの楽しさ
小豆の煮方を知っていると原料の小豆や砂糖にもこだわった極上のあんを作ることができます。北海道や丹波の有機栽培の小豆や、大納言や中納言など品種を選んで粒の大きさを活かした粒あんにしたり、和三盆を使った上品なあんや黒糖や三温糖で独特の風味をつけたあんなど、お店にはないような独自のあんのレシピを実現できます。作りたい和菓子に合わせてあんにもこだわれば、有名な和菓子店に負けないような素敵なお菓子を作れます。お汁粉が大好きで毎日食べたい人も、小豆の煮方を知っていると自分で作って好きなだけ食べられるので経済的です。お正月など餅が大量にあるときは、鍋にたくさん小豆を煮ておくと重宝します。煮た小豆は冷凍保存にも向いているので多めに作って冷凍庫に入れておけばいつでも和菓子を作ったり、あんデニッシュやあんトーストなどパンに使ったり、パンケーキやマフィン、パウンドケーキなどの洋菓子、抹茶アイスと合わせて和風パフェ、あんみつやくずもち、わらびもちなどに添えたり様々な使い方ができます。茹でただけの小豆は健康食品としても優秀なので、おやつ代わりにつまんだりミックスビーンズのように豆のサラダにしたり、料理にも幅広く使えます。
小豆の煮方を作るのに用意する物
小豆の煮方は簡単で、用意する材料もシンプルです。小豆250gに対して砂糖250gと塩少々ですが、砂糖は好みに合わせて加減しましょう。グラニュー糖を使うと、スッキリした味わいになり、黒砂糖ならコクが出ます。なべとザル、木べらを使って作ります。圧力鍋を使うと簡単です。 小豆の煮方のコツは、まず小豆を柔らかく煮てから砂糖を加えることです。 小豆の主成分はデンプンとタンパク質で、ビタミンB1・B2を多く含みます。ビタミンB1・B2はデンプンや脂肪を分割してカロリーに換えるほか、新陳代謝を活発にする働きもあり、美肌効果が期待できます。良質な植物性タンパク質で、コレステロール値を下げる効果もあります。ポリフェノールの含有量も多く、アンチエイジングにも最適です。鉄分や葉酸も豊富で、貧血の改善効果があります。外皮には利尿や便通を促進するサポニンが含まれているため、利尿作用とむくみ解消作用があります。また、解毒作用があり、二日酔いを改善します。粒あんにすると植物繊維が豊富なので、便秘改善にも効果的です。このように、小豆にはさまざまな健康効果や美容効果があります。小豆の煮方をマスターすれば、「ぜんざい」や「おはぎ」も手軽に作ることができます。
小豆の煮方の作り方の手順
小豆を煮る場合には、他の豆類のように、一晩水に浸す必要はありません。「ぜんざい」と「あんこ」の手作り方法も続けて紹介します。 1.キレイに水洗いした小豆を厚手のなべに入れ、小豆の上2~3cmになるように水を入れます。 2.強火にかけ、沸騰したら、豆が踊らない程度の火加減にします。 3.豆の半分にシワが寄ったら、1カップの水を入れます。 4.再び沸騰したら、小豆をザルにあけ、お湯を捨ててます。 5.小豆をなべに戻し、水を1リットル入れて沸騰するまで強火にします。 6.沸騰したら弱火にし、アクを取りながら、ことこと煮ます。 7.湯が減ったら差し水をして、小豆が常にお湯に浸かっているようにします。 8.小豆を指でつぶして、楽につぶれるようなら、煮上がりました。 「ぜんざい」にする場合には、ここに半量の砂糖を加えて、15~20分煮た後、残りの砂糖と塩少々を入れて5~分煮て火を止めます。 「あんこ」にする場合には、煮上がった小豆を一旦ザルにあけて煮汁を捨て、小豆だけを鍋に戻します。砂糖の半量を加えて、木べらで混ぜながら中火で煮ます。煮詰まってきたら、残りの砂糖を加えて練っていきます。ちょっとゆるめで火を止め、仕上げに塩を少々入れて、さっと混ぜたら出来上がりです。
小豆の煮方の作り方のまとめ
小豆の煮方は普通の鍋で作ると少し手間がかかりますが、難しい部分はありません。蓋をして柔らかくなるまで煮てから蒸らして、砂糖を少しずつ加えて火にかけてその都度アクをすくって取っていけば誰でも上手に作れます。最後のほうになると水分が少なくなって焦げやすいので注意してよく混ぜるようにします。仕上げに塩をひとつまみ入れると、砂糖の甘さが引き立って味に締まりが出ます。小豆は他の豆に比べて粒が小さいので一晩水に浸しておく工程は省いてもじゅうぶんふっくらと煮ることができます。普通の鍋だと1時間くらいかかりますが、圧力鍋があればかなり調理時間を短縮することができます。大量に作るのでなければ炊飯器で煮ることもできます。あんを作るときは煮汁を捨てて好みの硬さにしますが、ぜんざいに使用するときは煮汁も一緒に取っておきます。最初に豆をしっかり煮ないで芯が残った状態で砂糖を入れてしまうと、浸透圧の関係でそれ以上煮ても豆が柔らかくならないのでふっくらと煮えたかどうか確認してから味付けをするようにしましょう。小豆にはゴミやほこりが付いていることもあるので、煮始めるまえにさっと水洗いをして落とすようにします。手作りの味は格別なので、小豆の煮方を覚えてチャレンジしてみましょう。
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