雑木の庭を作る理由
雑木の庭を作ることの楽しさ
雑木の中には花や新緑、果実や落ち葉の色を楽しむことのできる種類が豊富にあります。小さな庭の場合にはそれらを兼ね備えた雑木の種類もあります。それぞれの木々の季節の変化の特徴を知り、選ぶ楽しみがあります。 さらに雑木の庭の場合、園芸作業自体が簡単であり、体を動かす運動の役割を果たし、日に当たり健康維持になりえます。長年作業を続けていると、徐々に植物の性質を理解していけます。そうして思い通りに花を咲かせたり、実をつけたりできるようになる学習の場としても利用できます。 それから家族やご近所の方との親睦も図れます。雑木の木陰で庭を眺めながらお茶を飲む、そんなことも可能になります。さらに木々が家の周囲を覆うようになるので、家に入る風をやさしくできます。周囲からの視線をある程度、自然にさえぎる効果が期待できます。 家族が増えたり、節目ごとの記念に雑木を植え、育てることも年月の移ろいを知り、家族の成長や健康を願うきっかけにできます。 実をつけるものでは中には食べられるものも育てられます。自分で育てたものが何しろ口にできるのわけですからまた格別のものがあります。 木々は生長に伴い美しい姿をつくっていきます。季節を感じさせる変化を味わうこともできます。園芸以外にも木々の絵を描いたり、詩や俳句をつくったり、庭のブログを公開したり、場合によっては庭そのものを公開するなど活動をひろげることにつながるでしょう。
雑木の庭を作るのに用意する物
住環境の中に自然を取り入れる事が出来る雑木の庭ですが、造園業者やエクステリアショップにお願いするのではなく、自身で作る方も多くなっています。 自身で作る場合、必要な物はガーデニングに必要な物とほぼ同じです。鋏、スコップ、大きめのシャベルなどが挙げられます。必ず準備しておきたいのは、ガーデニング用の手袋です。樹木の木屑が手に刺さってしまう事もありますから、必ず準備しましょう。また、大きめのシャベルは必須です。樹木を植える時には大きな穴を掘らなければなりませんから、スコップ程度の物では時間も労力も消費してしまいます。草花と異なって樹木は枝も太いですから、普通の鋏ではなく、枝切り鋏を用意しましょう。 樹木を植える場合、基本的に支柱は必要です。低木や下草を植える場合は必要ありませんが、1m以上の高さがある樹木の場合は、支柱をしましょう。支柱はホームセンターで購入することが出来ます。植える樹木の大きさによって支柱の太さを変えるようにします。2mの高さを越える樹木の場合は、5~10cmの太さの支柱を用意すると良いです。株立ちの場合は、細身の支柱を2~3本用意しましょう。支柱と樹木を固定する為にシュロ紐を準備しておくと良いです。 また、植える前には土壌整備を行わなければなりませんから、培養土や肥料も準備しましょう。
雑木の庭の作り方の手順
雑木の庭の手作り方法は、いたって簡単で、樹木を購入してきて植えるだけです。まず樹木は高木、中木、低木をバランスよく購入するようにします。最近では、こうした樹木もホームセンターで購入できますが、お薦めなのはインターネット通販です。樹木を自宅まで届けてくれますから、運搬する手間がかかりません。 樹木を購入したら、まずはその樹木の配置を考えていきましょう。設置したい場所にそれぞれ動かして、置いてみます。それから、全体像を確認して、バランスが良ければ植えていくようにすると、出来上がり後のイメージの不一致を防ぐ事が出来ます。また、庭に面している部屋の中から確認する事を忘れないようにしましょう。 それが完了したら、いよいよ植えていきます。まず、根が十分に入るような穴を掘ります。根株よりも左右に拳一つ分程、大きく掘ることがポイントです。そこに培養土と肥料を入れていきます。落葉樹の場合、根回りの土を棒などでつついて崩すような間隔で植えていきます。常緑樹の場合には、土を半分より少し多めに入れた後、掘った穴に水が溜まるくらい水をかけながら植えていきます。根回りに土をかぶせたら、雨が降ったら水が溜まるように、樹木の根元に水溜りを作る事がポイントです。そして、支柱を取り付けて樹木の設置は完了です。 雑木の庭は、樹木や下草を植えたら出来上がりというわけではありません。植えた植物が根付いて、茂ってくる頃が出来上がりといっても良いでしょう。しかし、少しずつ植物を増やしていって、育てる事を楽しんでいる方も多いですから、完成という日が来ないという方も少なくありません。少しずつ手をいれて、満足する庭づくりを行いましょう。
雑木の庭の作り方のまとめ
①まず庭の土が十分苗木の移植に向いた土であるか調べます。建設工事に伴い、コンクリート片や建築資材で混入するものは取り除きます。それ以外の土地でも大きな石や根を張った雑草などは取り除き更地にします。とても植物を植えられそうにない場合は表面をはぎとり、スペースがごく限られている場合は、黒土や山土に入れ替えます。 ②その作業と並行して、大まかな雑木の庭のデザインをします。家を上から見た図を紙に書き、庭のスペースがわかるようにします。そこに大まかにこれから植栽していく雑木の位置に印を入れます。できれば南正面や東正面からみた様子の別図も準備します。木々は年月とともに広がったり大きくなったりしますから、想像して立体的な視点から考えます。隣家と木の距離、地中の配管や地上の電線などとの関係もつかんでおきます。 ③木々はぎっしりでなく、なるべくゆったりと植栽し、木の数も少なめが失敗しにくいです。ある程度は移植してやり直せます。実際に植える場所にポールなどを立ててみて、庭をよく眺める位置からよく見て植え場所を決めます。隣家との境で給湯器など隠したいものの前に植えることも工夫のひとつです。 ④デザインが決まったら、植え穴を大きめに掘ります。苗木が小さいからといって小穴にせず、一本あたり、根回りの4~5倍、あるいは予想される枝張りの2倍ほどの直径、深さの穴とします。そこへ腐葉土か堆肥5つかみ、油かす1つかみ、有機肥料ひとつかみを投入して混ぜて、軽く掘った土をかけます。掘り上げた土にも3分の1量ほどの腐葉土や肥料を加えよくかき混ぜます。 ⑤苗木を鉢から抜いて植え穴におきます。離れた位置から向きや配置を確認して調節し、水をかけつつ根まわりに土がしっかり入るように棒で軽くつつきながら残りの土を入れます。苗のまわりに周囲よりも少し高く土を盛ります。周りに浅い溝を掘り、表面が乾かないようにわらなどをかけもう一度水やりします。支柱を斜めに立て苗と結び固定します。
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