囲炉裏の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
囲炉裏を作ることの楽しさ
囲炉裏を作ることで得られるメリットとして、家を長持ちさせられることも重要です。煙は家の屋根などに上り、木材や茅葺屋根の腐食を防ぐ効果がありました。夏場であれば害虫除けにもなり、蒸し暑い季節を乗り越えるために役立っていました。最近の家屋で使う場合には純粋に調理を楽しめて、暖房としても役立ちます。囲炉裏の灰の中も高温になりますから、ジャガイモやサツマイモを埋めておくだけで焼き芋が作れます。熱はじっくりと伝わりますから、澱粉の糖化が促進して極めて甘くなります。囲炉裏の端では焼き魚を作り、五徳の上ではお湯を沸かして楽しめます。囲炉裏で沸かしたお湯を使ってお茶を淹れることは、現代でも通用する趣味です。その場で抹茶を点てて飲むことも楽しいもので、集まった人たちの心もなごみます。囲炉裏のメリットは昔も今も同じで、焚き火を囲むときと同じように心が温まるものです。昔の人が大切に守っていた炎は、何時間にわたって見続けても飽きないものです。現代では火種としての重要性は薄らいでいますが、炎の魅力は変わっていません。炉縁や天棚などの付属品は、長く使っていくと風合いが出てきます。煙で燻された竹の天棚は、芸術品と言えるほどに美しいものです。
囲炉裏を作るのに用意する物
囲炉裏とは、日本家屋の室内の床部分を切り抜き、火鉢を置いて火をたけるようにした個人用の炉のことです。火をたくことで暖房としての機能を発揮します。囲炉裏は部屋の中央に設置されることが多いので、部屋全体を暖めることが出来るのです。また、食事時には囲炉裏を囲んで鍋物を作ったり、魚などを串刺しにして火で焼くことが可能です。また、電気が普及していない時代は屋内の照明の役割も果たしており、家族が集まる団らんの場として親しまれていたのです。 現在は目にすることが減りましたが、囲炉裏に憧れる人は少なくありません。家そのものを加工するため大規模な工事が必要になると思われがちですが、実は手作りすることも可能なのです。 用意するものは床を切り抜くための鋸と土台を作るための木材、加工するための釘と金槌、そして火をたく際に灰を敷き詰める鉄板です。もっと簡単に手作りするなら火鉢でも代用できます。 そしてなくてはならない物が床の部屋です。コンクリートの上に敷かれたフローリングの部屋に設置することは困難です。 囲炉裏は非常に便利で情緒あふれるものですが、火を扱うこともあり危険性を伴います。手作りする際は安全確認をしっかりと行いましょう。
囲炉裏の作り方の手順
囲炉裏の手作り方法は、まず床を切り抜きます。この際、家を支える木である大引と言われる部分を切ってはいけません。家の構造上、切ることが可能なのは大引に対して横に設置してある根太と呼ばれる部分です。この切り取った大きさがそのまま囲炉裏のサイズになるので、慎重に計測して正確に切り出しましょう。 床を切り出したら、周囲を囲う枠を作ります。この枠は木材で作ること可能なので、切り出した床材の痛みが少なく、サイズも合うのであれば再利用することが出来ます。 枠が完成したら、枠と床との隙間を埋めるために土台を作ります。ここで重要なのが素材です。本格的に灰を敷き詰め、魚をはじめとする食材を刺した串を灰に立てたり、灰に徳利を埋めて酒燗するといった昔ながらの囲炉裏を作るなら、鉄板を使用します。手軽に火鉢を利用した囲炉裏を作るなら土台も木材で作成します。土台は切り抜いた床にはめ込むような箱状にすると簡単です。 あとは火鉢を設置するか、本格的な囲炉裏であれば灰を敷き詰めて完成です。 完成後は、鍋をつるすための自在鉤を設置することで囲炉裏の使用用途が大幅に広がります。他にも様々な工夫をすることで、より便利な囲炉裏になるのです。
囲炉裏の作り方のまとめ
囲炉裏は材料があれば簡単に作れるもので、初心者にとっても取り組みやすい作業になります。基本的な構造を支える炉縁は、4本の木材によって構成されています。理想としては熱に強くて変形しにくい柿の材を使いたいところですが、一般的な木材でも使うことができます。変形や傷に強いものを選べば、炉縁としての機能を発揮できます。炉縁にはテーブルの役割もありますから、皿やお椀が置けるくらいの幅は必要です。4本の木材を結合するために、継ぎ手の工法では難しいですから、ボルトを使うと簡単になります。囲炉裏の上部に設置する天棚は火棚とも呼ばれますが、最近では形式的なものになっています。天棚を取り付けてからは、自在鉤を吊るしていきます。自在鉤は古民具を扱っている店で入手ができるものですが、自分で手作りする場合もあります。自在鉤の下の部分には、フックを取り付けて鍋を吊るせるようにしておきます。囲炉裏の中にたっぷりとある灰は、安全のためにも絶対に必要です。断熱効果を高めるために、十分な深さになるように敷き詰めておきます。灰を敷き詰めてから、五徳を好きな位置に設置しておきます。普段の手入れのために、鉄の箸を五徳の近くに置けば囲炉裏が完成します。
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囲炉裏を作るための目的は、昔と今では大きく違います。昔は調理や暖房も兼ねて使うことが基本で、大切な火種を守るためにも役立っていました。家の中心にあり、人々の団欒の場としても長く親しまれてきました。調理をするためには、自在鉤という道具を吊るす必要があります。自在鉤は装飾も美しいものですから、鑑賞のために囲炉裏を作ることもあります。現代では囲炉裏を設置する家庭は非常に少なくなりましたが、趣味として楽しむ機会は残っています。自然の炎の温かみに魅了される人が多く、手作り方法を勉強しようと考える機会もあります。囲炉裏のある生活に憧れて、田舎へ移住する場合もあります。常に火を操って料理をしたい人にとっても、作りたいと思うだけの魅力があります。作るための目的となることには、魚を串焼きにすることにもあります。今でも山奥の山荘や民宿などでは、囲炉裏を使って魚を焼いてくれるところがあります。串刺しにして焼くことになりますが、強火の遠火の形となるため、美味しくするために最も適しています。昔ながらの焼き魚を食べるために作ることも、調理の技術を高めるために役立ちます。焼き魚だけでなく、焼き鳥などを作るためにも有用となります。