ブーメランの簡単な手作り方法や作り方・D... | 色々な作り方の情報サイト　作り方ラボ

ブーメランを作る楽しさは、まず、その独特の飛行が挙げられるでしょう。思いきり投げたはずのものが、手元に戻って来るという不思議な現象は、ブーメランを作る上で1番の楽しみと言えるはずです。また、ブーメランは単純に見えて意外と奥の深いものです。材質や形状によって飛び方が大きく異なりますし、投げる環境を変えれば飛行の様子も違ってきます。こうした知識や経験を積んで、新しく作るものに生かしたり、より良い飛行を目指して研究や開発をしたりするのは、大人の趣味として耐えられるレベルの高さがあります。また、こうした奥深さをそれほどお金をかけず手軽に楽しめるのも、ブーメランならではの魅力と言えるでしょう。ブーメラン作りはただ楽しいだけでなく、作る事によるメリットも見逃せません。例えば、ブーメランは子供のおもちゃとして喜ばれるものの1つです。広場で投げ始めると、近くにいる子供達が興味を持って眺め始めるように、子供にとって好奇心を強く刺激するものでもあります。手作り方法で物を作る楽しさや、飛行の原理等を教えるのにうってつけの素材と言えるでしょう。紙と糊だけで作れて、不思議な飛行をするおもちゃですから、手作りの方法と安全で上手な扱い方を教えてあげれば、子供達は夢中になって遊び続けます。子供の興味に合わせて、ブーメランが何故飛ぶのか、どうして手元へ戻って来るのか等を教えてあげれば、子供が科学に興味を持つきっかけになるはずです。

ブーメランを作る際の用意は、まず、どのようなものを作るか決める所から始めましょう。ブーメランは意外とバリエーションが豊富で、最低限、右利き用か左利き用か、そして使う素材を選択する必要があります。本格的な「への字型」の木製ブーメランから、現代的な3枚羽の紙製やプラスチック製のブーメランもありますが、形や素材により飛び方や、飛行に必要な空間の広さが決まってきます。どれを選んだら良いかわからない方は、使い方や遊び場所によって制作するブーメランを決めると良いでしょう。例えば、室内で遊ぶなら紙製の3枚羽の物を、屋外の十分な広さのある場所で遊ぶなら木製の物を、というように決めても構いません。用途と素材とを選択したら、必要な材料と道具とを集めます。材料はブーメラン本体を作る材料と、材料を加工する道具、そして接着用の糊です。仕上げに便利なヤスリや、カラーリングに使える絵具もあると良いでしょう。加工用の道具は、材料に適した物を使いましょう。糊も同様です。特に糊を使う場合は、素材を傷めないものを選びます。例えば、紙製ブーメランを作る時は木工用ボンドを使いましょう。普通の糊では水分で紙がふやけてブーメランが設計通りに作れない事もあります。カラーリング用の絵具は、遊ぶ場所で目立つ色を選択するべきです。特に全体を一色で塗る場合は、草木に紛れやすい緑や、土に同化しやすいブラウン系統の色は、地面に落下した時に発見しにくい事もあります。同様に、青や白（灰色）は空や雲に紛れやすいので、避けた方が無難です。色と見やすさは時間帯によっても異なりますので、遊ぶ環境を考慮して決める必要がります。

ブーメランの手作り方法として、まず、加工用の型紙を手に入れます。右利き用と左利き用で形が違いますので、入手前によく確認しましょう。次に、型紙通りに材料を切り出します。一度に精密な切り出しをするのは難しいので、まずは材料から大まかにブーメランの形を切り出して、作業をしやすくしましょう。形が整うにつれて軽く持ちやすくなるので、作業も簡単になっていきます。切り出しを終えたら、ヤスリでブーメランの形状を整えていきましょう。この時、翼の断面を意識して整えるのが大切です。断面は前方に角度と厚みを持たせ、後方にかけてなだらかになるのが基本です。ここで注意すべきなのは、ブーメランの飛び方と投げ方になります。ブーメランはヘリコプターやプロペラのように回転させるものです。この為、翼の「前方」は回転方向と同じになります。投げ方は「く」の字に構えるのではなく、「＞」の記号で構えますので、上側は左に、下側は右に角度と厚みを持たせる事になります。一方、左利き用であれば「く」の時に構えますので、上側は右に、下側は左にそれぞれ角度と厚みを持たせるように形を整えましょう。形が整ったら、投擲の試験をしましょう。上手く飛ばなかったら、ブーメランの厚みや形を調整します。飛び方が安定したら、ブーメランを少し湿った清潔なタオルで拭って汚れを取り、乾いた布で拭いて乾燥させておきましょう。最後にカラーリングを行って、気に入ったデザインに仕上げると共に、耐久性と視認性を増します。

ブーメランを上手に作るには、作り方に注意する必要があります。初心者の間は、基本的な作り方を守って要領を覚えましょう。ブーメランと聞いて一般的に想像される、木製で「ヘの字」型のものを作るなら、まずは型紙と材料の確保が必要です。型紙はインターネットで配布されている物も多くありますので、ダウンロードしてプリントアウトすれば、そのまま使う事ができます。材料は日本国内で入手するのが難しいので、海外からの輸入か、代用品を使う事になります。代用品として評価の高い素材はシナべニアで、厚みは5mmから1cm前後のものがよく利用されています。型紙と素材を確保したら、型紙通りに素材を切りだしていきます。木製なら糸鋸やのこぎりを使えますが、初心者の段階でいきなり精密な加工をするのは難しいものです。型紙から少しだけ外側を切り取って、少しずつ加工をしていきましょう。切り出しが終わったら、ヤスリを使って形を整えていきます。意外と体力と根気のいる作業ですが、この工程は飛行の良し悪しに直結する部分ですので、気を抜かずに作業を進めましょう。満足の行く仕上りになったら、調整に入ります。広場で投擲してみて、飛び具合を確かめます。投擲と調整を繰り返して、良く飛ぶように仕上げましょう。満足の行く調整ができたら、塗料を使ってカラーリングを施します。空を飛んでいる時や、地面に落ちた時に視認しやすいようにすると良いでしょう。塗料を使うのはコーティングの意味もあり、木材の表面が傷ついたり、汚損して腐ったりするのを防ぐ効果があります。これでブーメランは完成です。投擲と調整を繰り返している間にデータが貯まりますので、次に作る時に活かしましょう。自作のものと、よく飛ぶものとを比較して、どこに違いがあるのか特徴を掴むのも良い方法です。継続的な研究と開発とが、より良い飛行に繋がります。