トマトの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
トマトを作ることの楽しさ
トマトを作る楽しさは、とても小さかった苗や種から枝や葉が伸びて、大きく成長する様を見ることができる点です。自分が作った土や施した肥料、お水によって、青々とした葉が伸びて黄色くかわいい花をつけます。花が落ちる頃に、とても小さな黄緑色のトマトの赤ちゃんが姿を見せます。その赤ちゃんが成長して、大きな実となり色付きます。収穫する瞬間は愛着すら感じることでしょう。また、収穫したてのトマトは新鮮で、売られているものとひと味違います。その場でもぎたてをかじっても良いですし、食卓で冷やしたものをいただくのも良いです。 家族が喜んだり、美味しいと言って食べてくれる、出来ばえに驚いたり、褒めてもらえるなどの期待は、作る楽しみとなり、やる気も出ます。家庭菜園は実益を兼ねた立派な趣味です。試行錯誤しながら、より上手に栽培できるよう研究するのも、トマト栽培の醍醐味とも言えます。 また、トマトは栄養価の高い野菜であり、中でも「リコピン」は有名です。リコピンは抗酸化物質であり、体内の酸化(老化)を防いでくれる働きを持っています。他にも、βカロテンやビタミンA、ビタミンC、食物繊維も豊富に含まれています。健康にも美容にも効果的な栄養素を豊富に含む野菜が、自分の畑や庭先、ベランダなどで収穫できます。
トマトを作るのに用意する物
トマトは貸し農園や庭、ベランダで簡単に作ることができる野菜です。家庭菜園ではプランターや鉢を使って作られています。トマトは根が深く張るので、深型の野菜用プランターや大きめの鉢が適しています。また、耐久性のある土嚢袋を使っても良いです。土嚢袋であれば、栽培が終了した後にたたんで保管しておくことができますし、使えなくなったら手軽に破棄することもできます。 トマトの苗は、ホームセンターの園芸コーナーや苗の直売店で簡単に入手できます。一般的なトマト苗はほとんどの場合、100円以下で買うことができます。品種改良された種類では少々高くなり、300円程度のものもあります。苗は緑色が濃く、茎が太めで葉と葉の間が近いものが良い苗です。 次に、培養土を用意します。赤玉土や腐葉土などを自分で調合しても良いですが、この場合、数週間に苦土石灰で土の中和をしたり、元肥を入れたりと、初心者の場合は難しいです。そのため、市販の培養土を利用する方が簡単で失敗が少ないです。あまりに低価格のものは、発酵が不十分であったり、元肥が配合されていないことがあります。培養土は重いので持ち帰るのが大変ですが、ココヤシピートが主原料であれば軽いのでおすすめです。 また、水はけを良くして根腐れを防ぐために、鉢の底にゴロゴロした小石を入れます。鉢底石にも軽量化された商品があります。さらに、トマトは背丈が高くなるので、長めの支柱が必要です。トマトは実が大きくなると重くなるので、しっかりと支えることができる太めの支柱を選びましょう。支柱とトマトの幹をつなぐヒモも要ります。肥料は、有機肥料と化成肥料があります。有機肥料は少しニオイが出ることがあるので、無臭の化成肥料の方が、隣近所に迷惑がかかりません。また、如雨露も用意しましょう。
トマトの作り方の手順
トマトの手作り方法は、用意した容器の底が見えなくなるくらいの鉢底石を敷き詰め、その上に培養土を入れます。水をあげた時に溢れ出さないよう、ギリギリまで土を入れず、2センチほどのウォータースペースを作ります。第一段目の花がついているのであれば、収穫しやすいよう、手前に花が来るように向きを合わせて植え付けます。深さは浅くもなく深くもなく、あまり気にすることはありません。苗を植え付ける穴には予め水をやり、湿らせておきます。その方が早く根が定着します。支柱は植え付け時に立てておきます。背丈が伸びてから支柱に緩めにくくりつけます。春先に植え付けた場合は、地温を高めるため、藁や枯れ葉、黒マルチなどで株元を覆います。成長している段階の管理については、トマトは土が多少乾燥しても平気です。日中、葉がしおれかけていても、夕方以降に戻るのであれば大丈夫です。しかし、完全にしおれて枯れてしまわないよう様子を見ます。水やりは朝と夕方に、容器の底から水が出てくるくらいまで、たっぷりと与えます。昼間は、水が根に到達するまでに熱いお湯となって根を傷めますので、涼しい時間帯に与えます。 葉の付け根から出る脇芽は随時摘み取ります。トマトは一本仕立てが一般的です。脇芽に栄養を取られると、実の数が増えても、実が充実せずに小さくて酸っぱいトマトになります。また、雑草の除去もこまめに行います。 追肥は実が大きくなる頃に、葉の色や成長具合を観察しながら施します。多過ぎても少な過ぎても上手に実が成りませんので、経験を通じて学ぶ必要があります。
トマトの作り方のまとめ
トマトの手作り方法は、難しいものではありません。畑はもちろんのこと、大型または深型プランターや鉢、土嚢袋でも簡単に育てることができます。家庭菜園ではプランターや鉢、土嚢袋が多いです。土は自分で調合する方法もありますが、市販の培養土が便利です。予め元肥が入っていたり、ph(ペーハー)の調節がされているので、とても手軽で簡単です。始めの段階で、培養土の他に必要な物は、苗や鉢底石、支柱、紐です。成長していくと肥料も必要になります。 手作り方法は、プランターなどに鉢底石を敷き詰め、培養土を入れ、苗を植え付けます。第一段目の花が咲く頃に植え付けると、実の成る方向が分かります。気温の低い時期に植え付けると、寒さに当てられて葉が部分的に変色することがありますので、注意が必要です。植え付けたら支柱を立てておき、成長して高さが出てきたら、幹の部分と支柱を八の字に緩く結びます。トマトは肥料が少ない方が上手く育ちます。肥料を吸収する力も強いので、多過ぎると葉がぐにゃっと曲がってしまい、健全な状態ではなくなります。しかし、実が大きくなる段階では適量の追肥が必要です。 主枝から葉が出ていますが、その葉の付け根から脇芽が出てきます。家庭菜園では、一般的に一本立てが作りやすいので、小さいうちに脇芽を摘み取ります。脇芽はハサミを使わず、手で折り取ります。成長して高くなりすぎると、肥料不足も出てきて上の方の実が大きくなりません。そのため、5段目や6段目など適当なところで摘芯します。栄養を葉や枝が伸びるためでなく、実の成長に使えるようにします。 大雨などでは、実が水分を吸収し過ぎて実が割れることがあります。雨除けをするか、軒下に移動させましょう。収穫前には水分をあまり与えない方が、味の濃い美味しいトマトができます。 実が完全に赤くなった、食べ頃のものを順次収穫しましょう。
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トマトには、大玉トマトとミニトマトなど、種類がいくつかあります。トマトは家庭菜園でとてもメジャーで、人気のある野菜です。比較的簡単に栽培できるので、初心者でも栽培することができます。うまくいけば収穫量も多くなり、売られているトマトと何ら変わりのない立派なトマトができます。スーパーなどで購入する場合のトマトひとつの値段を考えると、圧倒的に安く食べることができます。旬の時期とはいえ、頻繁に購入すると食費がかかります。ホームセンターなどでは、苗は安くて60円前後、高くても300円前後が相場です。苗自体はそれほど高いものではないのに、たくさんの収穫が見込めるというのが魅力的です。栽培する理由で最も多いのは、自給自足で家計の足しになるというものです。春に苗を植え付けて、ちょっとした簡単な管理を行うだけで、旬の時期にたわわに実ってくれるので、とてもお得な野菜です。また、家庭菜園では自分の好きなように育てることができ、有機栽培や無農薬など、安心で安全なものが食べられます。産地や農薬の使用などを気にすることなく、気持ち良く食べることができます。子供と一緒に栽培することで、実る様子などが観察できますし、野菜嫌いであれば、野菜に親近感を持つことができます。