すし酢の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
すし酢を作ることの楽しさ
お寿司を作る時は、何でも無い日常の一コマの場合もありますが小さなお祝い事が有る時。家族や親戚が集まる、ホームパーティーの様な時もあります。今の子供には、あまり縁がない酢飯作りかも知れません。しかし一定以上の年齢の方なら、酢飯を作る時の賑やかな風景を思い浮かべるのでは無いでしょうか。母親が大きな酢飯用の飯台を出して来て、炊きあがった熱々のご飯をひっくり返し上から大きな鍋で酢をまわし入れる。もわっと広がる湯気と、酢の匂いにワクワクしたものです。酢飯を作る過程で、大きなうちわを持たされてパタパタと腕が痛くなるまであおいで手伝いをさせられた思い出もどこかに残っていると思います。こういう風景は、今では失われつつありますが、自宅でお寿司を作る。酢飯を作る為にすし酢をつくる。子供たちは、とても良い思い出になるはずです。すし酢は、思ったより少ない量の酢に大量の砂糖と少量の塩を混ぜていく物です。子供の目から見たら、とても不思議な光景に見えます、なぜこんなに大量の砂糖が溶けていくのか溶け残らないのか。化学実験にも見えるかも知れません。そんな貴重な体験をさせることが出来るのが、すし酢つくりでもあるのです。今度のお休みは、子供さんと一緒にチャレンジしてみましょう。
すし酢を作るのに用意する物
すし飯を作る時、市販の粉末すし酢や液体のものを購入することが多いかもしれません。すし飯を作るごとに毎回買うものの、使い切らないで処分してしまったりすることがあります。必要な分だけ用意できるのなら、手作りの方がよいかもしれません。手作り方法も簡単ですから、アレンジもききます。 市販のすし酢はプレーンタイプですが、手作りなら梅風味や生姜風味にもできます。すし酢には砂糖がたくさん含まれており、カロリーが気になるという場合も、手作りなら砂糖の加減ができます。同様に、塩分を控えたい場合も手作りならではの塩分で仕上げられます。 材料は、米酢と砂糖、塩です。米酢と穀物酢のどちらを使ってもよいですが、米酢の方が味も風味もまろやかです。すし酢に使う場合、火を通しませんので味も風味もまろやかな米酢で作った方が、ツンとすることがありません。 価格は穀物酢の方が安価なため、使い慣れていることがありますが、穀物酢でも問題ありません。砂糖と塩の加減は好みでよいですが、炊いた温かいご飯に合わせることや、冷ましたものを食べることも考慮してすし酢を作りましょう。作ったすし酢を利用するレシピも多いですし、すし酢を使い切らなくても安心です。
すし酢の作り方の手順
ボウルに米酢を入れ、砂糖と塩を入れて溶かします。これで基本的なすし酢は完成です。すし酢を手作りするだけで、風味も引き立ちます。 これにアレンジを加えることで、口当たりが変わったすし酢を作ることもできます。 土生姜を薄切りにし、熱湯で下茹でしたものをすし酢に入れ、煮沸したガラス瓶に入れて冷蔵庫に保存しておきます。しばらくすると、生姜の風味がすし酢に移ります。これをすし飯に使うと、ほんのりと生姜の風味がするすし飯を作ることができます。 また、漬けておいた生姜を刻んですし飯に混ぜることもできますし、ガリとしても美味しく食べられます。 すし酢の砂糖や塩の量を減らしたい場合、昆布を入れて作ると味が締まります。昆布は出汁が出たらすぐに引き上げます。入れっぱなしにしておくと、昆布からヌメリが出てしまいます。昆布の出汁が出てから、砂糖と塩を入れて加減しましょう。 すし酢を使ったあとで残った場合、冷蔵庫にある野菜を漬けて簡単ピクルスを作ることもできます。キュウリや人参、セロリや大根を入れて漬けておきます。蓋があるガラス瓶などに入れて、冷蔵庫で保存します。翌日から食べられますが、漬ける野菜を同じ大きさや形にしておくとムラなく漬かります。
すし酢の作り方のまとめ
では、すし酢の手作り方法を書いていきましょう。用意する物は、とてもシンプルです。お酢、砂糖、塩、材料としてはこれだけです。お酢の種類が各種ありますが、一番安い雑穀酢でも構いません。お酢と砂糖で酢飯の味が変わってきますので、酢選びは慎重にします。一般的に良く言われるのが、すし酢には米酢が向くと言われています。一番雑味が少なく、寿司の上に乗せる魚の味を引き立てやすい為です。また、砂糖も最近では健康に気を使う方は三温糖や、キビ糖などを普段から使われています。白砂糖でなくとも、そちらの砂糖でも酢飯を作る事はできます。ただ、白砂糖と比べて甘みが弱い事を加味して少し多めに使う事をお勧めします。同様に、白砂糖と違い、色がありますので酢飯も少し色づく事を納得した上で使って下さい。 では、基本の分量です。米三合に対して、120cc(ml)を使います。3合のすし酢を作るには、酢82ml、砂糖55g、塩18gです。これを混ぜると120mlのすし酢になります。まずは、鍋に酢を入れ弱火でゆっくりと温めていきます。軽く湯気が立つくらいになりましたら、砂糖を入れてしゃもじ等でゆっくりと溶かして行きます。決して沸騰させたり、強火で温めないで下さい。酢は火を入れすぎると酸味が飛んでしまって美味しくなくなります。砂糖を多く使う為、溶けにくいですがゆっくりとかき回す事で次第に溶けていきます。溶けましたら、最後に塩を入れてできあがりです。あら熱を取って、暖かい状態でも使う事ができます。残ったら、冷蔵保存をしましょう。以上、すし酢の作り方でした。
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お寿司を作ろうと思った時に、必ず必要な物はすし酢になります。最近では簡単にお寿司が作れる様に、粉末の酢飯の素が売っていたり、お酢のメーカーからすし酢ということで既に出来上がっている物も売られています。それを使えば、確かに楽に酢飯は作れるのです。しかし、実際に出来上がった物を食べ比べた場合に粉末だと何か物足りなさを感じる酢飯になります。すし酢として売られている物は、確かに美味しいのですがコスト的に考えると意外と高く付いている事に気が付かれるでしょう。同時に、酢飯1つ取ってみてもしっかり酢の利いた甘みの少ない物を好む方もいます。反対に甘めで、酸っぱさが控え目な酢飯を好む人もいます。それを考えた時に、個々の好みを満たす為にはどうしても自宅で作成するしか無くなります。では、実際に作ってみる場合ですが。思ったよりすし酢を作るのは簡単だったりします。しかも、このすし酢ですが販売ルートに乗せられるだけあって保存が長期間利く物になります。保存料を入れない為、冷蔵庫で保存する形になりますから沢山は作れませんが2、3回分でしたら十分纏めて作る事ができるのです。良くお寿司を自宅で作る方は、前もって数回分を作っておくのも1つの手なのです。