コチュジャンの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
コチュジャンを作ることの楽しさ
市販品では、チューブや瓶に入ったコチュジャンが売られています。もちろん市販品も美味しいですが、自宅で簡単に作れる手作り方法を知っておけば経済的ですし、材料を知ることが出来て勉強になります。 また、微妙な味の調整ができるというのもメリットです。市販品はものによっては辛みだけが際立っているものもありますが、自宅で材料から作れば、味を調整しやすいです。 コチュジャンは真っ赤な見た目で、いかにも辛そうな食材ですが、本場のものはそれほど辛くありません。原料に使われる豆のタンパク質からでるアミノ酸の旨味成分と、米粉のでんぷんが分解されてできる糖類の甘みがあるので、見た目ほど辛くならないのです。 自宅でも、豆と米を入れることによって、アミノ酸の旨味と糖類の甘みでまろやかなコチュジャンを作ることが出来ます。 体に嬉しいメリットでは、新陳代謝を活発にさせてくれるということです。唐辛子には脂肪を分解する働きがあるので、食べた後に運動すれば脂肪が燃えやすくなります。生野菜と一緒にとったり、鍋のスープとして使うことで、野菜の摂取量を多くしてくれるのもメリットです。ダイエット中は野菜をたくさん摂取することが重要なので、それを助けてくれます。
コチュジャンを作るのに用意する物
コチュジャンは朝鮮や韓国で食べられている唐辛子味噌で、本場では大豆を茹でて潰して味噌玉を作り、それを藁でしばって乾燥させて、大豆麹を作ります。この大豆麹と大麦を混ぜて発酵させて、麦芽糖から作った水飴、唐辛子+もち粉で作った糊を混ぜ合わせて作ります。 家庭の手作り方法では、大豆麹の代わりに味噌、麦芽糖から作る水飴を市販の水飴で代用して作ります。 340g分のレシピです。 もち粉30g、水180cc、白味噌50g、粉唐辛子50g、水飴大さじ2、酒小さじ2、酢小さじ2、を用意します。 用意する調理道具は、フライパン、かき混ぜるためのヘラ、保存容器(ガラス瓶)です。 すぐに食べきる場合には保存容器は必要ありませんが、保存して使うのならば煮沸殺菌したガラス瓶を用意します。 沸騰させたお湯の中にガラス瓶の口を下に向けて入れて、中を消毒します。しばらくしたら火傷に注意しながら取り出し、キッチンペーパーの上にガラス瓶の口を下向きにして乾燥させます。布巾を使うと菌がついてしまう可能性が高いので、キッチンペーパーでゆっくり乾燥させるのがおすすめです。乾いたらさらに、アルコールを染み込ませたキッチンペーパーで中を拭いておくと衛生的です。
コチュジャンの作り方の手順
コチュジャンの作り方です。 フライパンの中で、もち粉に水を加えて弱火で加熱して糊を作ります。加熱していくと透明感が出てくるので、それまで焦がさないように常にかき混ぜます。 全体に透明感がでてきたら火を止めて、粉唐辛子と水飴を加えてしっかりかき混ぜます。 そこに酢と酒を加えて、全体が均一になるようにしっかり混ぜ合わせます。 これで完成です。 保存方法は冷蔵保存で、約1ヶ月もちます。保存容器は加熱消毒したガラス瓶を使うと良いです。 コチュジャンを作っておけば、ご飯にのせたり、煮込み料理、サラダ、プルコギ、などの料理にも応用可能です。 最後に白ごまを加えると、さらに健康的です。 ちなみに、家に豆板醤があるならば、これを使って簡単にコチュジャンの味に近づけることが出来ます。コチュジャンはそのまま食べるのが基本ですが、豆板醤は加熱したほうが食べやすいです。なので、豆板醤:砂糖:味噌=1:1:2の割合で混ぜて火にかけながら練り合わせると、コチュジャンのような味になります。豆板醤のみだと辛味がかなり強いので、砂糖の甘さを加えることがポイントです。あれば砂糖ではなく黒糖を入れたほうが風味を損なわずに作ることが出来ます。
コチュジャンの作り方のまとめ
用意するのは、白米味噌250g、ナンプラー(魚醤)60cc、焼酎(25度)300cc、粉唐辛子(韓国産推奨)140g、水あめ250g、塩小さじ1、砂糖大さじ1、酢大さじ1、です。 最初に焼酎のアルコールを飛ばしておきます。鍋に焼酎を入れて、1~2分弱火にかけます。料理上手な人は、鍋を傾けて焼酎に火をつけてアルコールを飛ばしても良いです。 次に、大きめのボウルに白米味噌と魚醤を入れてホイッパーで軽くかき混ぜます。この中に、先ほどの温めた焼酎を入れて混ぜ、さらに粉唐辛子を加えてよく練り混ぜます。混ぜながら水あめを少しずつ入れ、砂糖、塩、酢、も入れてさらに混ぜます。全体が均一に混ざれば完成です。 保存するには、煮沸消毒した空き瓶に入れて、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に入れておけば1年くらい保存可能です。 ちなみに、自宅に水あめがない場合には、砂糖と水を使えば手作りすることが出来ます。材料は砂糖:水=1:2で、水で砂糖をよく溶かして、電子レンジで500W30秒温めれば作れます。粘り気が足りなければ、レンジにかける時間を増やして調整します。 このレシピでは大量に水あめを使うので市販品推奨ですが、もっと少ない分量で作る時に応用できます。
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コチュジャンを作り置きしておけば、チャプチェ、チヂミ、ビビンバ、チゲ、タッカルビ、など色々な料理に使うことが出来ます。
コチュジャンは韓国で食べられている唐辛子味噌で、辛いもの好きにはたまらない調味料です。韓国料理では、酢、ごま油、にんにく、しょうが、などを使うことが多いですが、中でもごま油はコチュジャンとの相性が良い食材です。極端な話、コチュジャンとごま油さえあれば韓国風味の料理が作れてしまいます。自宅で韓国料理パーティーを開きたい時や、辛いもの好きが集まるホームパーティなどで使うと喜ばれます。韓国料理にこだわらないのならば、マヨネーズと組み合わせても美味しいです。コチュジャンの絡みがマヨネーズの油で緩和されて、まろやかな味わいになります。生野菜でコチュジャンを巻いて食べる方法だと、野菜をたくさん食べることが出来ます。ご飯にのせてそのまま食べるのでも良いですし、混ぜてビビンバにする食べ方もあります。煮込み料理、鍋、などにも使えるので、野菜をたくさん食べたい時に活躍します。野菜が苦手な人でも、コチュジャンを添えるだけで野菜の摂取量がアップする可能性もあります。唐辛子には新陳代謝を良くする効果もあるので、肥満解消にも役立ちます。