ブックカバーの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
ブックカバーを作る事の楽しさ
絶版になれば、そう簡単に再び手に入れることはできませんので、いつまでもきれいな状態で保存しておくためには、ブックカバーをかぶせることは不可欠です。とはいえ、そんなに手の込んだものを作れないという不器用な人なら、まずは簡単なものから始めてみるのがいいでしょう。手作りの楽しさを知ることや、レシピを考えるような感覚で、どんな材料がいいかなとか、どんな風に作ろうかなといったことを考えながら取り組めば、作る事そのものが楽しめます。また、本のサイズも、文庫からハードカバーに至るまで、いろいろありますので、それぞれに適応した作り方を何種類か考えるのも、楽しみの一つになるでしょう。色違いで作ってみたり、デザインを変えて作ってみたりすることによって、この色はこの大きさ、このデザインはこのジャンルといった具合に、本の内容を知る手立てにもなりますので、そんな作り方も楽しさの一つになることは間違いありません。あれもこれもと想像をふくらませ、自分の思い通りのカバーを仕上げたときの喜びは、まさに作った人にしか味わえない感動であり、達成感であることは間違いないといっても過言ではないと思われます。その楽しさは、作ってみてこそ分かるでしょう。
ブックカバーを作る際に用意する物
そんなブックカバーを作る際に用意するものとしてもっとも簡単なのは、普段から可愛いなと思える包装紙などがあれば、それを残しておくことです。もし、そういう習慣がなくて、いきなり作りたいと思ったら、100円ショップなどで安価に買える包装紙を買ってみるのもいいでしょう。包装紙の場合、大きめのものを選ぶのがポイントです。それというのも、カバーとなる用紙が薄いと、せっかく作っても水や汚れを本の表紙からガードしきれなくなってしまいます。そのため、適度に重ねて折ることで、分厚くし、汚れを防止させる必要があるからです。また、シールやマスキングテープを利用することも、効果的な方法です。シールは、ビニールでできたプクプクした素材のものを使うことで、ある程度水をはじいてくれるでしょう。マスキングテープも同様に、ビニール素材の物を選び、それを部分的に使うことによって、水分のある所に万一置いたとしても、被害を受ける面積が限られます。種類の異なるマスキングテープを使えば、用紙全体を覆うこともできるますので、その場合は、わざわざ包装紙を買ってこなくても、身近にある大きめの、ちょっと丈夫な紙などがあれば十分だと思われます。
ブックカバーの作り方の手順
ブックカバーは十分に本を覆うだけの大きさが必要となりますので、まずはなんといっても本の大きさに正確に添った紙の用意が必要です。しっかりと上下の幅を合わせたあと、折り返しの余白部分をどの位取るかを確認します。本にはたいてい表紙にカバーがついていますが、それが折り返されている部分よりも長めの幅をとることで、本そのものに取り付けられた表紙部分をしっかりガードすることができます。このサイズをしっかり測ることが、まず第一にきちんと考えなくてはならない手順です。さらに、ブックカバーを紙だけで丈夫なものに作るためには、二重にするか、もしくは三重にすることを考えなくてはなりません。ただ、プクプクシールやマスキングテープでデコレーションするのであれば、あまり紙そのものが分厚いと、シール分がさらに上乗せになり、扱いにくいカバーになってしまう恐れもあります。デコレーションをどの程度するかによって、紙の質と厚みはあらかじめ考えた方がいいでしょう。デコレーションする場合、本の大きさに合わせて紙を切り、折り合わせてのりなどでくっつけたあと、本に合わせて折り目をどこにするかを考えて作った上で、最後にデコレーションする作り方がベストです。
ブックカバーの作り方のまとめ
こうして作り方について考えてみると、DIYのような楽しさが味わえるのではないかと思えてきます。ただ、木工品を作るような大掛かりな手間はなく、必要とするのは紙にはさみ、のりやシールなどですので、手軽に、気軽に、簡単に作れるところが何より楽しいところです。自分なりのオリジナリティを発揮できるところには、料理のレシピを考えるのに通じるものがあるのではないでしょうか。世界に一つだけのオリジナルのブックカバーを作ったら、人前で本を取りだして読むことがちょっと得意げに感じられることは間違いないでしょう。一枚作ったらまた作りたくなったり、今度はもっと工夫を凝らしてみようと思えたりといったことにつながっていくのが、自分で手作りをすることの魅力です。本が好きという人にとっては、ブックカバーも本の一部のようなものですので、そこに自分の好きなものをこだわって詰め込んだら、もっと読書の時間が楽しくなることウケアイです。一度作ってみたら、それからはよさそうだと思う紙や素材を集めるようになりますので、それもまた楽しみの一つになることでしょう。そうやってオリジナルを増やしていくのが、自分でブックカバーを作る、一番の醍醐味と言えそうです。
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