味噌の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

味噌の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

名古屋に生まれたこともあり、味噌は身近が食材で、小さい頃は母親や祖母が作った手作り味噌の料理を食べて育ちました。独立してしばらくは買った味噌で料理をしていたのですが、味噌って実は簡単に手作りできるということを友人から聞いて作ることに興味を持ちました。作り方が簡単だと言われるとやる気がでますよね。子どもができてからは、安全安心な食材を使いたいとの気持ちから、そして、自分で作れば値段がお得ということも手伝って、ついに味噌を作ることにしたのです。自分で作れば、中に何が入っているかはわかりますし、子どもに手伝ってもらうこともできるとレシピにも書いてあったのも魅力でした。とはいえ、いきなり本を見るだけで自分で作れるとも思えず二の足を踏んでいたのですが、母親に「私でもできたんだから、あなたに作れないはずはない」と言われ、やり方を詳細に教えてもらいながら、味噌を作り出したのは5年ほど前のことです。そんななか、発酵食品は身体によいとか、日本食が見直されたりして、ますます手作り味噌に魅力を感じています。麦や豆の麹を使って、3種類ほど仕込んでいます。食べ比べができることも、自分で手作りするならではですよね。1月に仕込むので、新年から一年中、甕が我が家の廊下に並んでいます。

味噌を作る事の楽しさ

味噌を作る楽しさは、なんといっても発酵の過程にあります。毎年、同じ食材を使って仕込んだものでも味が違います。その年によって夏が暑かったり涼しかったり、梅雨が長かったり短かったりして、発行具合が違うので、毎年違う味を楽しむことができます。また、我が家では子どもと一緒に味噌を作るのも楽しみのひとつです。毎年のことなので、子どもたちも慣れてきて、すりこ木で豆をつぶす手順も、熱いから冷ましてから触ることも、お手の物です。子どもたちの成長を垣間見ることができます。また、数種類の味噌を自分で作って楽しむこともできます。作り方はネットや本にもたくさん載っていて、家庭数ほどやり方が違うのかと思うほどです。地方によっても、その地の味があるようで、今年は仙台風にしようかなとか、名古屋風の赤みそがいいかな、とか、全国の味を自分で作ってみるのも楽しいです。有機栽培の豆を使って、オーガニックの米麹をつかったこだわりのものを仕込んで、特別な時に食べるのもよいです。友達をよんで、お披露目パーティーをしたこともあります。数種類の味噌を、ディップなどにして、パンに塗って食べ比べたのは、とても好評でしたので、毎年恒例にしています。

味噌を作る際に用意する物

準備するものは、まずは豆です。いろんな産地のいろいろな栽培方法がありますので、自分でどの豆がおいしいか選んでください。豆によって味は開きがでますので、茹でてみてそのまま食べてみておいしい豆ではおいしい味噌が必ずできるはずです。あとは、塩と麹です。塩も種類がありますので、ぜひおいしいものを選んでください。麹はお好みでよいと思います。米麹や豆麹があります。玄米麹もあります。これも味の決め手になるので、よい品質のものがよいでしょう。近くに麹屋があることは少ないので、インターネット通販で入手するのが簡単です。道具としては、大きな鍋か圧力鍋です。豆を煮るのにつかいます。圧力鍋は大きなものが使いやすいです。知り合いに借りてもよいでしょう。豆をつぶす道具としては、昔ながらのすりこ木とすり鉢を使います。いまでは、フードプロセッサーという便利なものでつぶすこともできます。ハンドブレンダーでもつぶせます。子どもがやりたい場合は、ビニール袋を用意して、中に豆を入れ、足でふんでつぶすこともできます。できあがったものをつめていく容器も必要です。陶器の甕や、琺瑯の容器がよいでしょう。塩分がでるので、とけないものがよいです。味噌玉をつめてから上にラップをしいて空気を遮断する方法があり、その上から重石をのせるので、これも用意したほうがよいでしょう。DIYショップなどで容器や重石を買うこともできます。

味噌の作り方の手順

作り方ですが、簡単です。まずは大豆を一晩水につけておき、やわらかく煮ます。二本の指でつまんで簡単につぶれるくらい柔らかく煮ておきます。煮汁は捨てないでとっておきます。そのあと、大豆をつぶして、麹と塩を混ぜます。大豆の量が多いときは、何度かにわけて混ぜていくとよいでしょう。混ぜるときに、煮汁を加えます。柔らかさはお好みですが、耳たぶくらいがよいでしょう。丸めて崩れない程度にしておきます。混ぜ終わったら、今度はそれをお団子状に丸めます。大きなおにぎりくらいの大きさにして、瓶や甕などの容器に詰めます。容器はあらかじめ消毒しておきます。味噌玉を入れるときは、投げつけるようにすると、空気が入らないのでうまくいきます。すべてを投げ入れたら、上を平らにして、空気を遮断するためにラップやさらしでぴたっとふたをします。容器の縁に塩をもって、空気を遮断する方法もありますので、工夫してみてください。そのまま涼しい場所に放置しておきます。梅雨があけるころにいちどふたを開けてみて、かき混ぜてもよいですが、めんどうな人はそのまま置いておいても問題はありませんでした。ただ、心配なら開けてください。もしカビが生えていたら、取り除きます。

味噌の作り方のまとめ

味噌の作り方は本当に簡単です。ゆでて、混ぜて、つぶして、詰めるだけです。材料もそれほど特殊なものは必要ありません。時間と麹などの細菌がおいしくしてくれます。空気が入らないように工夫して、密閉し、あとは放っておいても大丈夫です。あとは、やるかどうか、の問題です。最近は、容器がなくても厚手のビニール袋を使って安く作る人もいるようです。季節がくると、味噌造りセットなどもスーパーで売られているので、手軽に活用できます。仕込むのは1~3月の涼しい時期が一般的ではありますが、実は夏場や春でも仕込むことができます。出来上がるまでに時間がかかりますが、自分の時間がとれる時期に仕込むのもよいでしょう。レシピによっていろいろな作り方がありますので、自分で研究してみてもよいでしょう。手間だなと思うところは、大豆の浸水や大豆をつぶすところですが、子どもたちや近所の人と一緒に行うと、とても楽しくできます。教室に行かなくても、手軽にできるところが味噌造りのよいところです。時間は2時間ほどで5キロ程度を仕込むことができますので、午前中だけでできあがります。一度トライしてみる価値があるほどおいしいので、試してみるとよいでしょう。

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