袱紗の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

袱紗の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ

袱紗を作る理由として一番に挙げられているのが、冠婚葬祭時に必要なアイテムであることが挙げられます。お祝い事やお悔やみ事などの際に必ず持参する金封ですが、そのまま持参してしまうことで水引が崩れてしまうことや、袋がシワになってしまうなど、手渡しする際の見た目を悪くしてしまう場合があり、袱紗に包むことが礼儀にかなっているために作られています。また、袱紗によって、先方の気持ちなど、喜びや悲しみを共有するための礼儀を重んじる儀礼という意味合いを含めて作ることが一般的な理由に挙げられています。さらにハンドメイドによる簡単な作り方で袱紗を作ることによって、色を分けて作れることも理由の1つです。お祝い事とお悔やみ事がある際、通常は兼用した使い方を行い、男性用は藍色であり、女性用はエンジ色を用いりますが、シチュエーションによって色を分けることも必要となる場合もあるため、ハンドメイドによって様々なシチュエーションに対応できます。例えば、お祝い用にはエンジ色だけではなく、赤色や花柄などの華やかな色柄で、お悔やみ用には藍色だけではなく緑色やネズミ色、黒地に白などの色柄など、作り方1つでシチュエーションにあわせた組み合わせで金封を包むことができます。

袱紗を作る事の楽しさ

袱紗をハンドメイドで作ることによって、既製品と異なるデザインや機能性を意識したオリジナリティ溢れる袱紗を作る楽しさを体験することができます。例えば、既製品の多くは一般的に利用する催しとなる冠婚葬祭に合わせたシンプルなデザインや色での提供であるため、好みの1つを見つけることが出来ないケースもあり、またデザインが人とかぶりやすいのも挙げられますが、ハンドメイドではこうしたネックとなる部分をカバーすることが可能です。型紙を用意しておくことで作り方も簡単であり、そうすることでバリエーションを増やして作ることができ、生地選びからの楽しさも挙げることができます。またハンドメイドでは、生地選びをはじめ、リメイクという選択肢もあり、好みの風呂敷や衣類などからも袱紗を作ることができ、完成イメージを膨らませる楽しさも挙げることができます。また、男性用と女性用、年代に見合った色柄などはハンドメイドならではの作る楽しさとなり、名前やイニシャル入りなどの機能性をはじめ、金封だけを包む役割と異なり、普段使いできる機能性デザインへ仕上げるなどのバリエーションを増やした袱紗を簡単に誰でも作れるのも魅力に繋がっています。

袱紗を作る際に用意する物

ハンドメイドによる袱紗を作る場合には、手縫いでの作り方の場合には縫い針や糸を必要とし、簡単に仕上げたい場合にはミシンを用意しておきます。また生地も好みの質感や素材を用意し、接着芯や型紙なども必要となります。また、生地は薄手素材を用いるケースが多く、端の折り目や仕上げとなる時にはアイロンによって固定や仕上げを行うことが適しているため、アイロンも便利な道具の1つですし、もちろんアイロンを使用する場合にはアイロン台も準備しておきます。その他、生地を裁断するための裁ちばさみをはじめ、折り返した箇所などを固定するためのマチ針や印を付けるためのチャコペン、寸法を計測するためやラインとラインを結ぶ際にも役立つのがメジャーや定規です。その他、作り方によって、くの字のフタとなる部分にボタンなどを取り付けたデザインに仕上げる場合にはデザインボタンやスナップ式となるボタンなども用意しておきます。その他、アイロンでの仕上げや3つ折りなど、厚みある部分を固定させる時には直接アイロンの熱を当ててしまうことで生地が熱で縮む場合もあるため、生地とアイロンとの間のクッションとなるハンカチやタオルなども用意しておくのが適しています。

袱紗の作り方の手順

簡単な袱紗の作り方として風呂敷をリメイクした方法が裁縫を苦手とする方にも適しています。一辺が48cm程度となる一般的なサイズの風呂敷を使い、生地のミミも利用した作り方です。まず、風呂敷のミミ側を半分にカットし、薄手の接着芯を生地の裏面と表側生地に貼ります。A4用紙を用いるのが適しており、ミミから1cm離した縦中央に置き、角を写して定規で結び、角から6・5cmの位置にポケットの深さを記しておきます。反対側の角から3cmを計ったらフタ側の中心点から結び、縫いしろを1cm取って四角に裁断します。次に内側生地のミミ側を左に向けて表側生地のフタ側と中表に重ねて端を合わせ、7mm外側からミシンで縫っていき、表にしてアイロンで折り目をつけておきます。Zの形を意識し、ポケットのラインで表側生地を後ろ側に折り固定しておき、内側生地のミミ側を右向き表に置き、この上に先ほど作ったZ形の生地を乗せ、中表に重なっていることを確認した後、左側の生地端を合わせてラインを縫っていくと返し口ができた状態に仕上がります。袱紗として機能させるため、くの字のフタの形と上下の縫いしろ部分を1cmにカットし、フタの折り目を手前に折る形でアイロンづけします。次に、返し口から角を掴みながら表にしていき、返し口がポケットの内側の端となり、縫いしろが背面の内側に隠れる形状に仕上げます。返し口の端はミミであるため、ほつれる心配もなく、作り方も合わせて縫う工程で手軽です。

袱紗の作り方のまとめ

風呂敷を使用した袱紗作りでは、できあがりの外寸は縦20・6cmで横12cm程度となる金封を包むのに適したサイズとなります。金封を包む作り方であるためにフタ部分も必要となり、カードを差し込むような形状のデザインで仕上げるのが定番です。お祝い事やお悔やみ事など、シチュエーションによって生地の色を変えることも礼儀と言われており、生地選びをこだわったり、シーンによって使い分けたい場合にもハンドメイドでバリエーション豊かに作ることが可能です。また、衣類や風呂敷などの生地が家庭にある場合、既製品よりもリーズナブルな価格で仕上げることもできます。また、生地によっては作る工程でアイロンを使用しますが、熱によって収縮や縮れなどが起こる場合もあるため、生地選びや熱に対するケアも必要となります。また裁縫を苦手とする場合にはフタ部分を縫う処理を行わずに、内に折り返すだけなど、作る工程を好みで省くことや逆に加えることもでき、金封を入れるためのポケットの深さにだけ注意することでオリジナリティ溢れる袱紗を誰でも作れ、型紙があれば短時間での作業も可能となり、手縫いでもミシンでも、ソーイングセット1つ用意するだけの準備で作れます。

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