卵の燻製の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
卵の燻製を作ることの楽しさ
燻製は少しの量でも結構な値段がします。自分で作れば材料費とスモークチップ代くらいで済みますし、食べたい時に好きな量だけ作ることができます。この点が何よりの自家製燻製のメリットと言えます。また、燻製に出来るものは種類を問いません。色々な食材を燻製にしてみたら思わぬ新しい味を発見できるかもしれませんし、お子さんのいる家庭なら、理科の実験気分で一緒に楽しみながら料理することができます。 特に卵の燻製は、卵のゆで加減、いぶし加減によって黄味の状態や色づき、味が微妙に変わってくるので、半熟、固ゆで、色々試してみることができます。燻製は燻製器と食材があれば出来る至ってシンプルな料理ですが、スモークするためのチップの種類はリンゴ、桜と様々で、食材への味付けも塩だけだったり、スパイスを使ったり、独自配合の調味液に浸したりと、組み合わせによっては数え切れないほどの種類の味に仕上げることができます。もちろん、いぶし加減によって出来上がりの状態が違ってくるので自分好みの味を探求する楽しみもあります。出来上がってみるまで、どんな味に仕上がっているのかわからないという緊張感にも似た高揚感を味わえるのも醍醐味です。
卵の燻製を作るのに用意する物
卵の燻製とは文字そのままの通り、ゆでたまごを燻製にしたものを言います。一般的には燻製機を使ってのものとなりますが、家庭でも簡単に、誰にでも作れる方法があります。燻製卵はゆで卵に比べて独特の風味や味がつき、そのまま食べるのはもちろんのこと、料理のトッピングやアクセントに使うこともできて、普通のゆで卵よりも特別感を抱かせることができます。 では手作り方法の前に用意をするものですが、新鮮な卵、塩、燻製に使用するチップ、他に燻製をするための深手のフライパンや鍋、卵を置くためのフライパンや鍋に入る大きさの網、さらにはふたが必要となってきます。また燻製前に下味をつける場合はだし汁に使用する醤油やコンブ、カツオブシ、面倒な場合は市販の白だしなども用意しておくと楽になります。他にも漬け込みようのタッパなどの容器、ゆでたまごを綺麗に作るために底に穴をあける針、不安なようなら市販品がありますので用意しておくと怪我などの心配がなくなります。 他にもキャンプなど屋外で行う場合はコンロなどを準備しておくのがよく、燻る必要がありますので火が使える状態が求められます。また火災に備えて消火器などを用意しておくことも必要となってきます。
卵の燻製の作り方の手順
では必要な品が準備できたところで、卵の燻製の簡単な作り方になります。まずはゆで卵を作りますが、半熟と固ゆで、お好みの方で構いません。 鍋、もしくは深手のフライパンにたっぷりと水を入れ、冷蔵庫から出したばかりの卵のお尻に針を刺して穴をあけます。こうすることによって膨張を防ぎひび割れなどが起こらなくなり、さらには殻が剥きやすくなります。冷たいままの水の中に穴をあけた卵をいれて、火にかけていきます。黄身が真ん中にくるように、最初の二分ほどは菜箸などでゆっくりと卵をかき回していきます。そして7~8分ほどで半熟となるので、すぐに冷水に放ちます。そして冷えてから殻をむきますが、上手く向けない場合は水の中で行うと良いです。 次に好みのだし汁の中にゆで卵を1~2日ほど漬け込みます。そして取り出し、風通しの良いところで3時間ほどしっかりと乾燥させます。 そして深手のフライパンにアルミホイルを敷いてチップを大匙3くらいいれて、網を置き、蓋をして火にかけていきます。煙が出てきたところで茹で卵を入れて中火で15~30分くらい燻していくと、卵の燻製ができあがります。 冷蔵庫で数日置くと味がなじんでおいしくなるので、食べるのは少し待ってからにしましょう。
卵の燻製の作り方のまとめ
フライパンを使って卵の燻製を作るのにあたって必要なのは、フライパン、フライパンの蓋(ドーム状のもの)、丸型の焼き網、アルミホイル、チップです。チップとは細かく粉砕した木材のことで桜や胡桃など様々な種類がホームセンターで売られています。中でも桜のチップは多くの食材と相性が良く、手に入りやすいチップでもあります。道具が揃ったら、まずはゆで卵から作っていきます。 ①冷蔵庫から出してすぐの冷えた卵の底に、針で小さな穴を開けます。穴を開けることで、茹でる過程で卵が割れるのを防ぎます。 ②冷たいままの卵を水と一緒に鍋に入れ、火にかけます。黄味が真ん中になるように、最初の2分程ゆっくりかき混ぜます。半熟の場合は7~8分ですが、火加減、水加減によるので調整が必要です。 ③茹で上がった卵はすぐに冷水に漬けて冷まします。皮を?く時は鍋に水を入れた状態で鍋を左右に振って卵にヒビを入れてから?くと、?きやすくなります。また、水の中で?くときれいに?くことができます。 ④?いた卵をだし汁に漬け込んでいきます。だし汁(卵10個に対して市販の白だし150cc、水130cc、甘口醤油20cc)には1日~1日半漬け込みます。ビニール袋を使うとまんべんなく漬け込むことが出来ます。 ⑤だし汁に漬け込んだ卵を取り出したら汁気をふき取り、2~3時間しっかり乾燥させます。しっかり乾燥させることで色が付きやすくなります。 卵の準備が出来たら燻煙にかけていきます。 ①フライパンの中へアルミホイルを敷き、そこに大さじ3杯くらいのチップを広げます。その上に卵を並べるための焼き網をセットします。この時、網をフライパンの底から3cm以上浮かします。こうすることでフライパンに蓋をした時、発生した煙が効率よく卵の周りを対流します。 ②チップを強火で熱し煙を出します。煙が出てきたら卵を並べて蓋をして中火に落とし、15分~30分煙に当てて完成です。燻煙にかけた後、冷蔵庫で1日くらい置くと味が馴染んで美味しくなります。
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食材を煙でいぶして独特の味わいを引き出す燻製食品は、ベーコンやソーセージなど、市販品も数多くあります。ただ、市販のものはスモーキーさが足りない、添加物が心配、といった理由から敬遠する人も少なくありません。最近では燻製を手作りする人が増えているらしく、ホームセンターには燻製グッズの専門コーナーが作られ、売れ行きも上々のようです。ホームセンターでは野外レジャー用として、食材以外の用具一式が揃った段ボール製の簡易燻製器が1000円~1500円程度で売られています。段ボール製で軽く持ち運びやすいのと、キャンプの帰りに不要になった場合は燃やして始末できる手軽さが人気です。燻製にして美味しいものはたくさんありますが、中でも人気があるのは卵の燻製です。中が半熟で外側が飴色に色づいた風味豊かな半熟卵の燻製は、酒の肴としても特に人気があります。卵の燻製はアウトドアでなく、自宅でお気に入りのお酒のつまみとしてゆっくり味わいたい、という人も多いです。とはいえ煙の出る燻製を庭のないマンションでするのは無理だし、手作り方法では卵の燻製は作れない、とあきらめている人もいるかもしれません。しかし、卵の燻製はフライパンを使って簡単にできます。フライパンと卵があれば、自宅にいながらにして居酒屋気分を楽しむことができるのです。