腐葉土落ち葉の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
腐葉土落ち葉を作ることの楽しさ
このような有機堆肥を使う理由として、植物が養分を吸収することができるのは、根からおよそ1mm程度の範囲だと言われており、土壌に含まれる有機成分を効果的に吸収させるためには、土壌菌が根に無数の菌糸を伸ばして養分を吸収するサポートをしてもらう必要があり、それを行うために腐葉土などが必要なのです。 また、これらに含まれる繊維質が土と混ぜ合わすことで柔らかな土へと変え、更に水の吸収率も向上させるので、水はけの良い土壌にしてくれるというメリットもあります。更にこの繊維質が、水はけを良くしながらも自らその水分を溜め込む働きもするため、保湿性にも優れています。 土が柔らかく保湿性に富んでいると、植物の根はどんどんと伸ばして成長していきます。そしてたくさんの実を付けてくれるのです。元気に作物を栽培するためには、植物の根とバクテリアなどの微生物きよ共存できる環境を整えてあげることが最も重要なことであり、そのために腐葉土が必要なのです。作物を栽培するときに、与えてる肥料や有機堆肥の果たす意味やそのメリットを知っておくと、より元気な作物を育てることができ、美味しい野菜や果物がたくさん実り、収穫できることでしょう。
腐葉土落ち葉を作るのに用意する物
秋になると落下する落ち葉を有効活用する方法として、腐葉土にするという方法があります。その手作り方法はいたってシンプルで、簡単な場合は材料も落ち葉と重石、落ち葉を入れるケースがあれば、それだけで作ることが可能です。ケースに関してはプラスチック鉢のような、底に水抜き穴があるものを使用します。重石も煉瓦やブロックなど、重たいものなら何でも代用が可能です。そしてもっと本格的に作りたい場合は、油粕や石灰を利用しても良いでしょう。また落ち葉だけでなく、春や夏に庭木の剪定をした際に出る剪定枝でも可能ですし、里山に群集している竹などでも、落ち葉よりは若干手間がかかりますが、同じように腐葉土のような肥料にすることが可能です。そして腐葉土とは少し異なりますが、同じく落ち葉や枯葉などで堆肥を作ることも可能です。最近はコンポストなども登場しており、生ごみを堆肥にするという方法も人気があります。このように基本植物や食べ残しなどが材料ならば、大抵は堆肥や腐葉土として活躍させることが可能です。作り方も完成するまでに時間こそかかりますが、そんなに難しいことはありません。材料と保管場所があれば、誰でも簡単に作成することが可能です。
腐葉土落ち葉の作り方の手順
落ち葉が材料の腐葉土の作り方に関してですが、とても簡単な方法としては、拾い集めた落ち葉をケースに入れて、その上から足で踏みます。こうすることで圧縮させ、さらにその上に重石を置きます。ここまで出来たら、あとは雨に当たらない場所で半年間ほど保管するだけです。このように実に簡単で、とくに他には何もする必要はありません。またもっと本格的で丁寧な作り方では、集めた落ち葉を大きなケースに入れて、一握りの石灰を混ぜた水を振りかけたあと、落ち葉をよく混ぜ合わせます。その後に足で踏み固めてから、油粕と少しの土を撒きます。そしてその上からまた新たな落ち葉を撒き、同じ作業を繰り返して何層か積み重ねます。これで一旦仕込みは完成で、ここからは保管して放置しますが、これから一か月ごとにかき混ぜて様子を確認する必要があります。なお、この時に発酵がうまくいってなかったなら、発酵促進のためのEM菌入りぼかしなどを使ってみるのも良いでしょう。そして六か月経過したらケースから出して、乾燥させます。それが済んだところで、ようやくすべての作業が完成となります。このように簡単な方法も本格的な方法も、完成するまでにかかる時間の長さは基本的に同じです。
腐葉土落ち葉の作り方のまとめ
腐葉土は自宅でも簡単に作ることができます。大量に使用する場合には、手作りのものを使用するとお得でもあります。 手作り方法として、自宅の落葉樹などから出る落ち葉や剪定くずを使用して作ります。森林の落葉樹などでは、病原菌などが心配なためなるべく使用しないほうが安全でしょう。土作りに適している種類はクヌギ・ナラ・ケヤキ・ポプラなどの広葉樹で、イチョウ・カキ・サクラなどもマツやスギ同様に不向きです。 用意するものは、大量の広葉樹・ベニア板・米ぬかまたは牛糞・ビニールシート・苦土石灰です。ベニア板は囲い用に使用するもので、空気が循環するような通気性の良いものを使います。また米ぬかや牛糞は、落ち葉の発酵を促進させるためのものです。そのため使用しなくても大丈夫ですが、その分発酵するまでに時間が掛かります。 葉を20cm程度の厚さで枠の中に入れ、その上に米ぬかや苦土石灰を敷き詰めます。そしてそこに水をかけて水平になるよう踏み固めます。これを4~5回繰り返して行い、雨が当たらないようビニールシートを掛けて発酵させます。ビニールシートを掛けるのは、梅雨の時期などの長雨や集中豪雨によって水分が多くなり、発酵が停止することなどを防ぐためです。 1ヶ月もすると発酵によって中の温度が上がってきます。それを確認したら内側と外側を入れ替えるように混ぜ合わせます。これを1ヶ月に1回行い8ヶ月もすると、上質の腐葉土が出来上がります。
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作物や植物を育てる際によく使用されるものに「腐葉土」があります。腐葉土は堆肥や肥料の他に一緒に使われることが多いですが、「堆肥があれば良いのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。そこで、ここでは腐葉土の特徴、使用する目的とそのメリットなどを紹介していきます。腐葉土とは、森林の木々の落ち葉や枝などが地面に堆積し、年月を経てその落ち葉などが腐ることで、そこにバクテリアなどや微生物やミミズなどの生物が住み着くようになります。すると、バクテリアやミミズなどはその落ち葉を分解しながら成長していきます。土壌生物が分解した代謝物はやがて褐色の土状になります。これが腐葉土であり、有機質土壌に分類されます。この土壌に含まれる成分は、ミミズや他の小動物達の糞や微生物の代謝作用からリン酸やカリウムが豊富であり、さらにチッソも配合されています。自然のものはこれらの成分の配合率に偏りがありますが、市販されているものは作物栽培に最適なように、配合率を人工的に調整して販売されています。腐葉土には適している落ち葉とそうでないものがあり、使用されるものは落葉樹や広葉樹の葉のように油分が少なく発酵しやすい種類が多く、マツやスギなどの油分の多い種類は発酵しにくいため適していません。園芸用に使用する場合、自然のものを使用すると有機分解ご不十分であったり、害虫の卵が混在してる可能性があるため使用は避け、市販のものか手作りのものを使用するようにしましょう。