美味しいぬか床の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
美味しいぬか床を作ることの楽しさ
ぬか床を作ることは楽しいものであり、さまざまなメリットがあります。 市販のぬか漬けも数多く売られていますが、やはり、自宅で漬けた添加物の少ないぬか漬けの風味やうま味は格別なものです。また、米ぬかの種類や、ぬか漬けに入れる材料によっても、味は違ったものになります。さらに、さまざまな野菜を漬けていくうちに、味も変化していくものです。そのため、色々な米ぬかや材料を試しながら、自分の好みに合った自分ならではのぬか漬けを作ることができます。自家製のぬか漬けを酒の肴にするというのも、贅沢で味わい深いものです。 また、お子さんがいる家庭では、ぬか床を作り、ぬか漬けを漬けるということは、「食育」という面でも非常に重要なことだといえます。現代の子どもたちは、なんでもお店で手に入ることが当たり前だと考えています。そのため、日本の伝統的な漬物がどのように作られているのか知ることは、子どもにとって大変貴重な経験となります。また、親子で一緒にぬか漬けを作り、それを受け継いでいくというのは、親子の重要なコミュニケーションであるといえます。 忙しい毎日だからこそ、市販品で済ませるのではなく、ひと手間かけてぬか漬けを作り、日本の伝統を感じてみるのも良いでしょう。
美味しいぬか床を作るのに用意する物
美味しいぬか床の簡単な手作り方法のために、漬物樽を最初に用意します。ホーローやプラスティックの樽が使われることが多いですが、昔ながらの製法では木製の樽を使うこともあります。好みの樽を用意してからは、米ぬかを調達します。玄米を精米したときに残る副産物が米ぬかですが、できるだけ新鮮なものを選ぶようにします。その次に必要になるのが、旨味成分が豊富な天然塩です。塩選びによって味わいに差が出るため、妥協せずによいものを選びます。ナスの色を鮮やかにするために必要なのが鉄クギですが、ぬか漬け専用の製品を使うこともできます。ナスの形をした鉄を使っても、美味しいぬか床を作ることができます。ぬか床の余計な水分を取るために、水抜き器やスポンジを用意しておくことも大切です。下漬けの段階で必要となるのが、唐辛子やニンニクなどの香辛料に加えて、キャベツや人参の皮などです。最初に漬ける野菜は美味しいぬか床の基礎を作るために必要であり、本来は捨ててしまうような部分を使います。乳酸菌を増やすためにヨーグルトを使う必要はなく、家庭に自生する乳酸菌が活躍してくれます。風味をよくするためにあると助かるものとしては、日本酒やビールの飲み残しなどがあります。
美味しいぬか床の作り方の手順
最初の段階では、米ぬかの量に対して塩分濃度を決定します。10パーセント前後の塩分濃度が最適ですが、あまりにも塩が少ないと冷蔵庫に入れる必要が出てきます。乳酸菌は塩分濃度によっても種類が変わりますから、総合的に判断して塩加減をします。米ぬかは鉄鍋で乾煎りして、香ばしさを出すことが大切です。漬物樽に米ぬかを入れてから塩を入れたいところですが、できれば熱湯で溶かしてからのほうがなじみやすくなります。さらに、昆布や唐辛子、ニンニクを加えて練っていきます。鉄クギなどはまだ入れる必要はありません。その代わりとして、捨て漬け用のキャベツや人参を入れておきます。これで最初の下ごしらえが終わりますが、その後は1日に少なくとも1回はかき混ぜて空気に触れるようにします。本漬けに至るまでは早くても2週間はかかるわけは、乳酸菌が増えるまで待つ必要があるためです。長く熟成させていけば、香りが明らかに変わってきます。程よく酸味が出てくれば、美味しいぬか床が完成して本漬けを開始できます。本漬けの段階で好みの野菜を加えて、鉄クギも入れておきます。何度も漬けているうちに水がたまりますから、スポンジに吸わせたり、新たな米ぬかや塩を加えて調整していきます。
美味しいぬか床の作り方のまとめ
美味しいぬか床を作るために必要な材料は、米ぬか、塩、水、くず野菜、昆布です。塩はできるだけ自然塩を用意するようにします。まず、鍋に水と塩を入れて火にかけ、塩が溶けたら冷まします。塩水が冷めたら、米ぬかに数回に分けて加え、底からしっかりとかき混ぜます。ぬか床を漬けるための容器は必ず密閉できるものを選びます。素材はホウロウがプラスチックが適しています。硬さとしては、味噌ぐらいの硬さにになるようにします。塩水がしっかりと混ざったら、捨て漬け用のくず野菜と昆布を入れます。初めのうちのぬか床は発酵していないため、初めから食べる野菜を漬けると塩辛くなってしまいます。そのため、発酵のための栄養分と水分を加えるために捨て漬けは重要となります。また、捨て漬け用の野菜はよく洗って水けを切ってから入れることが大切です。昆布はうま味を引き出す成分となります。捨て漬け用の野菜を入れたら、ぬか床は一日2回程度かきまぜるようにします。そして、捨て漬け野菜は、2、3日に1回は取り替えることが大切です。これを繰り返すことで発酵が進み、2、3週間程で熟成されます。これでぬか床は完成で、本漬けの野菜を漬けることができます。うま味を引き出すための昆布は定期的に交換します。好みでトウガラシなどを漬けても良いでしょう。また、ぬか床は腐敗やカビの発生を防ぐために空気に触れさせる必要があります。そのため毎日かき混ぜることが大切です。ぬか床をかき混ぜることで手が美肌になるなどのメリットもあります。さらに漬けた野菜から出た水気も腐敗しやすくなる原因となるので、定期的に水気を拭き取り塩分を補充することが大切です。日々のケアを怠らず、色々な食材を試しながら、自分ならでは美味しいぬか床を作っていくと良いでしょう。
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ぬか漬けというのは、日本の伝統的な漬物の一つです。ぬか漬けにはビタミンやカルシウム、タンパク質などさまざまな栄養素が豊富に含まれています。また、野菜をぬか漬けにすることで、生の野菜よりも栄養価が高くなります。また、酵素を豊富に含んでいるのもその特徴です。そのため、ぬか漬けには、免疫力を高める効果や肥満予防、糖尿病予防、腸内環境の改善、美肌などの効果が期待できます。ぬか漬けを作るうえで非常に重要となるのは「ぬか床」です。「ぬか床」というのは米糠を乳酸発酵させて作ったものです。ぬか床に使用する米ぬかにはビタミンB群が豊富に含まれており、野菜をぬか床に漬けることで、野菜がビタミンB群を多く含むようになります。現代では、「手間がかかる」、「臭いが強い」、「市販のもので事足りる」などの理由から、家庭でぬか床を作り、ぬか漬けをつくる習慣は減ってきていました。しかし、最近テレビや雑誌などのメディアでその健康効果や美容効果が取り上げられるなど、ぬか漬けの効果が再注目されてきており、自家製のぬか床を作る人が増えてきています。一見、面倒に見えるぬか床ですが、材料や管理などの手作り方法のポイントを押さえれば、簡単に美味しいぬか床を作ることができます。