梅味噌の簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
梅味噌を作ることの楽しさ
梅味噌に限らず、手作りで料理や保存食を作る楽しみは、各地、各家庭作り方が若干異なってくることがひとつ挙げられます。どの家庭も自分のうちの味が一番、と考えるのですが、その自慢の味を知り合いにおすそわけしたり、逆に自慢の味をいただいたりすることで、食材を通して交流することができ、また味の違いを楽しむことができます。 また、親が子どもに作り方を伝授することで、うちの味を代々引き継ぐことも楽しみのひとつです。毎年の作業がそのうちの行事となれば、子どもたちの思い出となり、それがまた孫へと引き継がれていくのです。 それから現代は添加物や着色料など、自然な素材ではないものが加工品には含まれていることがほとんどです。手作りの品物は手間はかかりますが、自分で食材を選ぶことができるので、家族が安心して口にできるものを作ることができます。 もちろん節約したい人にもおすすめです。梅味噌は、梅と味噌と砂糖の3種類の食材で大量に作ることができるので、保存瓶や保存ケースを用意するだけで、市販のものを購入するよりはるかに安くつくることができます。手作りの魅力は、安くて安全でおいしいものを作ることができるということなのです。
梅味噌を作るのに用意する物
梅味噌を作るために必要なのは梅と味噌、そして砂糖と焼酎の4つです。分量としては梅500グラムに対して味噌500グラム、酒300グラムに焼酎少々です。その都度、必要な分だけの材料を用意していけばいいのでこれだけの分量を必ず用意しなければいけないというわけではありません。梅と味噌に関しては同程度の分量を、そして砂糖に関しては梅の分量の約60%を用意するといいでしょう。 ここで挙げた砂糖に関してですが、好みによってこの砂糖を三温糖やグラニュー糖などに変えていくこともできます。この砂糖の種類によっては味や風味に変化を持たせることができるので、ある程度梅味噌作りになれて来たらアレンジを加えてみるのもいいかもしれません。自分の好みによって味を調節していくことができる、これは手作りレシピの醍醐味でもあります。 梅味噌はそれ単体で調味料として活用することができますし、サラダや和え物のアクセントとしても使用していくことができます。毎日の食事、料理の幅を広げていくためにもおすすめなので、気になる人は一度チャレンジしてみてはどうでしょうか。梅味噌は一度作ればある程度の期間保存していくことができるので、おすすめですよ。
梅味噌の作り方の手順
梅味噌の手作り方法は非常に簡単です。まず先に挙げた材料を用意していきます。梅はへたをとって綺麗に洗った状態にしておきます。しっかり水気を切った梅を保存容器に並べて、その上から砂糖をかけていきます。そしてその上からさらに味噌を入れて、表面を平らにしていきます。そのまま密封して直射日光が当たらない場所で1週間から2週間保管します。その後、味噌と梅が馴染んで梅の種が浮き出てくるので、味噌全体をゆっくりとかき混ぜていきます。さらに1週間から2週間置くと梅自体が柔らかくなってくるので、その時点で種を取り除いていきます。 この時点で梅の実が大きいと感じる場合には個別でミキサーにかけていくといいでしょう。後はまた保存容器に入れて梅味噌の出来上がりです。 冷蔵庫で保存すれば1年近く持つものなので、一年に一回作れば十分使い続けることができます。毎日の料理やちょっとしたお酒のつまみ、野菜の味付けなどにも活用することができる梅味噌、多少作るのに期間が必要になってきますがこれだけの手間をかける価値はあります。 ネット上にはここで紹介したレシピ以外のものも公開されているので、アレンジを加える際にはそういった情報も参考にしてみてはどうでしょうか。
梅味噌の作り方のまとめ
梅味噌の手作り方法は、各家庭で若干異なりますが、一般的に作りやすい分量は、梅が500グラム、味噌が500グラム、砂糖はお好みで300グラム程度という内容です。3種類同量で作るレシピもあります。味噌や砂糖はお好みのものを使用します。この食材の選択でも、味も少しずつ変わってきますし、梅は完熟梅を使用するレシピが多いですが、青梅で作るとより酸味を楽しめます。 アルコール消毒した瓶やケースに、きれいに洗ってヘタを取った梅、味噌、砂糖を交互に入れ、数日から数週間梅から水分が出てくるのを待ちます。水分が十分に出て、梅が浮いてきたら、梅から種を取りだし、鍋で煮詰めます。お好みで鍋に入れる前にミキサーにかけるとなめらかな仕上がりになります。あまり煮詰めすぎると冷めたときに固くなりすぎるので注意します。煮沸した瓶に小分けすると、冷蔵庫で保存しやすいです。 生野菜や温野菜や豆腐、冷しゃぶのたれなど、さまざまな料理に利用することができます。梅の種は魚の臭み消しに再利用することができます。梅ジュースや梅酒をつけた梅で梅味噌を作るというレシピもあります。自分好みの味の梅味噌を作って、食卓の彩に加えてみてはいかがでしょう。
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昔から、各地域では特産品などを利用して、その土地ならではの料理や保存食を作ってきました。最近では、調味料や保存食を手作りする人が増え、インターネットの普及で、レシピを多くの人に公開できるようになり、地元の料理や調理方法も簡単に知ることができるようになりました。梅味噌も家庭料理として作られてきたもののひとつです。5月ごろに収穫される青梅や完熟梅と味噌、砂糖を使用して作るものです。一度火にかけ冷蔵保存することで、1年ほど持つ保存食です。正直、手作りの調味料なんて手間がかかるから面倒だ、という人もいるでしょう。手作りする魅力の一つは、季節を感じられることです。梅の場合、1年のうちで収穫できる時期が限られています。どのような食材でも、旬の時期のものが一番おいしく食べられるといいます。現在は、ハウス栽培など栽培技術のアップで、いろいろな食材が時期外れでも食べられるようになっていますが、旬のその時期に収穫し、毎年同じものを手作りする作業を行うことで、季節感を味わうことができます。これは食べ物で季節感を感じることが少なくなった子どもたちにとっても、旬の食べ物を利用するという勉強になる作業といえます。