梅漬けの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
梅漬けを作ることの楽しさ
梅干し作りを諦めてしまう理由には「干す」といった作業ができない理由もあげられます。 梅干しは干さないと作れないと思うひとも多いですが、干すことをしない「梅漬け」といったものでも、十分においしいものを作ることができます。 熟成といった時間が経ってしまうと、ほとんど梅干しと変わらないものが作れるので、簡単に梅干し作りを楽しみたいひとにもおすすめです。 梅漬けの良さを知ることができるのは、やはり出来上がったものを食したときです。 手間が掛かるものとして、いろんな工程の果てに作り上げたものが完成したときはとてもうれしく、味わうのが楽しみになります。 どんなものができるのか、出来上がりを想像し、ワクワクしながら作る楽しさというのも手作りの醍醐味です。 また出来上がったものを家族に食べてもらったり、友人におすそ分けしてあげるといったことが、とてもやる気になります。 「おいしい」と食べてもらえれば、来年もまた作ろうとがんばりがでるなど、楽しく作り上げるといったことができるのも良さです。 自分が吟味した食材を使うことができ、無添加といった体にやさしいものを作ることができるので、こうした食の安全に優れた点も手作りのメリットといえます。
梅漬けを作るのに用意する物
柔らかい梅漬けを作る場合の材料 南高梅1kg、粗塩100g、赤シソ多めに、赤シソ用塩少々、ホワイトリカー少々 柔らかい梅漬けの場合は南高梅のように大粒で肉厚な梅を選びます。お店に売っている梅は時期により南高梅が堅く青いものがあります。堅くて青い梅の場合は日光に当て、黄色く熟してから梅をつけるようにします。 堅い梅漬けを作る場合の材料 小梅など堅い梅1kg、粗塩180g、卵の殻2~3個分、茶こし用布、もみしそ、ホワイトリカー少々 堅い梅漬けの場合は堅い梅を選びます。大きさはどのようなものでも構いません。また、卵の殻は殻の成分であるカルシウムを利用してカリカリにするため使用します。 堅い梅と柔らかい梅に共通している塩は粗塩を使用します。普通の精製塩でもできますが、粗塩にすることによって味が柔らかくなります。 赤シソは手に入らなければ市販されているもみシソを使っても構いません。もみシソは梅1kgに対して1袋が目安です。なお、赤シソの風味が苦手な方は使用しません。 ホワイトリカーは瓶や袋などを消毒するために使用します。普通の焼酎でも大丈夫ですがアルコール度数が低いと、消毒する力が弱まるため使用しないようにします。 なお、瓶は事前に煮沸消毒をしておきます。
梅漬けの作り方の手順
柔らかい梅漬けの簡単手作り方法です。 梅はボウルの中に入れ一晩あく抜きをします。その時完熟が進んでいる梅は水洗いのみにします。その際、傷んでいるもの、傷が付いているものはカビができてしまう原因なので取り除きます。 一晩あく抜きをしたら、よく水気を切ります。キッチンペーパーで拭いても構いません。 その後しっかりしたビニール袋にホワイトリカーを吹き付け、梅をそっと入れていきます。梅、塩、梅、塩・・と順に入れどの梅にも塩が行きわたるようにします。なお、この梅と塩を入れたビニール袋の上には1kgほどの重しを置きます。重しは開封してない砂糖でも構いません。ビニール袋で漬けると簡単にできます。 その状態で冷暗所で10日ほど置きます。1日1回はひっくり返す作業をします。 1日置くだけで梅酢が上がってきます。梅酢がきちんと上がってきているかもひっくり返す作業の際確認します。 次にその中にシソを入れていきます。事前に赤シソは良く洗い塩でもみ、灰汁をぬいておきます。そのシソをビニール袋の中に入れよく混ぜます。なお、赤シソを入れたら重しははずします。赤シソが手に入らない場合はもみシソを入れ、赤シソが嫌な方は入れないようにします。 梅雨が明けたころの晴れ間をみて、梅を取り出し天日に3日ほど良く干して完成となります。 カリカリ梅も基本は同じ作り方です。一晩あく抜きをしたらよく塩でもみます。梅の中に塩を入れる際、卵の殻を入れますが、卵の殻には雑菌が多いので予め加熱し薄い膜を取り天日で干しておきます。卵の殻は茶こし用の布に入れて置くと後々取り出しやすいです。
梅漬けの作り方のまとめ
梅干しと梅漬けの作り方はほとんど変わらない工程となりますが「干す」といった手間がなくなるのが、梅漬けの利点です。 なかには、10㎏以上大容量を漬ける場合に、たくさん漬ける前提で干すこともせっかくだからとがんばるというひともいます。 ですが、2㎏くらいの少ない量を漬ける場合は、道具などを用意する手間が負担に感じ、面倒になります。 少量といった場合には、より手間が掛からない「梅漬け」がぴったりです。 まず、ポイントとなるのが梅の熟れです。青梅を購入したら、黄色くビワのような色あいになるまで置いておきます。 干さないという理由もあって、やわらかく仕上げるポイントとして、より完熟した梅を使いますが、熟れているほうが梅酢といったものもよく出て扱いやすくなります。 漬けられる色になったら、ヘタを爪楊枝で取り、アクを抜くために水に半日ほど付けておきます。 それからアクが抜けたら、ざるに上げて、キッチンペーパーやタオルで一つずつ丁寧に水分を拭いていきます。 簡単手作り方法として、より作業を楽にするために、容器にはジッパー付きの保存袋を使用します。 瓶を使うと煮沸や消毒が大変ですが、保存袋には必要ありません。 水分を拭いた梅をそのまま入れたら、焼酎を少し振りいれて梅に塩が付きやすいようにします。 焼酎の水分が梅に回ったら塩を入れ、袋をざっと揺らし、梅に塩をなじませます。 そして空気を抜き真空にしたら、袋の口を閉じ、その上に重石をのせます。 重石というのが家庭にない場合は、お米の入った重い米袋などを重石として利用してみてください。 重石となるお米の重量は、お米を減らすなどして加減してください。 何日かしたら、梅が梅酢にすべて浸かるようになります。最後に赤紫蘇を塩で揉んで3回ほどアク抜きしたものを、梅酢の中に入れて終わりです。 あとは涼しい場所に置き、漬かるまで待つだけです。 道具などを身近なものに変えることで、より簡単に仕上げることができます。 簡単梅漬けの参考にしてみてください。
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梅干しといったものは、メインのおかずではないですが、酸っぱさといった風味など独特な味わいが好きでよく食べるといったひとも多いです。お弁当に入れるひとも多く、毎日食べていれば消費もするし、自然と梅干し作りをしてみようかと考えることもあります。また、梅干しというと「手作りのもの」といったものを思い出すひとも多く、昔からおばあちゃんなどが、手作りのものを作って常備する家庭も多くありました。小さい頃からその味を食べて育ってきたひとにとっては、手作りの梅干しこそが本物の「梅干し」として存在し、売っている梅干しに味がなじめないこともあります。家庭の味といった個性がでるのも梅干しの良いところで、自分の好みといった味に仕上げられるのも魅力の一つです。最近では、はちみつが入ったものや調味液で漬けたものが多くあり「昔ながらの梅干し」といったものが少なくなっています。こういった売っているものにはない、特別なものを作れることが手づくりの良さであり楽しみです。梅干し好きには好きな味わいの梅干しを作りたいといったひとも多くいます。我が家の味を作って家族に食べてほしいといった目的や、安全な食材を使用したものを作りたいといったことも作る理由となります。