猫ちぐらの簡単な手作り方法や作り方・DIY・レシピ
猫ちぐらを作ることの楽しさ
猫ちぐらはインテリアとしての利用を想定した飾り用も販売されていますが、猫のベッドとして十分な大きさのものを購入する場合、その価格は2万円から3万円程になります。猫のベッドとしてはかなり高額なため購入を躊躇う方も多くいますが、購入した方の中には「もう一つ購入しようとして調べたら6年待ちだったので諦めた」という意見もあり、高額であるにもかかわらずリピーターがつく程の品質であることがうかがえます。 猫ちぐらを自分で作る場合、値段を安く抑えられる、待つ必要がない、安全性の高い材料を自分で選んで作れるという利点があります。 お金が節約できるというだけではなく、手作りのベッドを使って欲しいという飼い主さんの愛情を込めることができるので、愛猫が手作りの猫ちぐらで寝てくれたときの感動はひとしおです。作製途中の猫ちぐらに頻繁に入ってくるという報告も多くあるので、愛猫とのコミュニケーションを取りながら楽しく作業できます。 また、時間のかかる作業となるため、中断したまま置いておける作業場を確保しておくことが大切です。猫ちぐらの手作り方法には根気が必要となりますが、愛猫が喜ぶ姿を想像しながら作ると完成が待ち遠しくなります。
猫ちぐらを作るのに用意する物
猫ちぐらは手作り方法がありますので、制作に必要な物さえ用意すれば、自分で作る事もできます。作業前に用意すべき物として、まずは手作り方法のマニュアルを用意しましょう。猫ちぐらを簡単に作れるマニュアルは、ネット上に公開されている自作に慣れた方の方法を参考にする事ができます。また、民芸品の作り方を説明したテキストも販売されていますので、より本格的に作りたい方はテキストを購入すると良いでしょう。次に、材料と道具を用意します。材料としては、最初に猫ちぐらの本体となる藁縄しましょう。入手先が少なく、場合によっては手に入れるのが難しいかもしれません。ネット通販の形で販売している業者もありますので、入手先の1候補として検討しておきましょう。次に、藁縄を締める紐を用意します。こちらは市販のタコ糸や紙紐でも構いません。道具としては、糸通しと鋏があると便利です。マニュアルが入手できて、必要な材料と道具が入手できたら、猫ちぐら作りに挑戦してみましょう。材料に麻や藁といった天然素材を使用しますので、作業には多少の慣れが必要でしょう。しかし、作り方のコツを掴めば、最初の内は難しかった加工も簡単にできるようになっていきます。
猫ちぐらの作り方の手順
猫ちぐらの作り方の手順は、床作りから始めます。最初は藁縄を渦を描くように編んでいきましょう。マニュアル通りに編み進めれば意外と簡単に進みます。この段階の注意として、床面ができるだけ平らになるように意識して編む事が大切です。編み始めの慣れない時期は、渦が崩れないようにしたり、紐をしっかり結んだりするのに意識が集中しがちでしょう。凹凸のある床面にしてしまうと、最初からやり直しになりますので、気を付けなければいけません。床が編み終わったら、次は側面を編んでいきます。しっかり上に向かって編み上げていきましょう。側面がブレると見栄えが悪く天井の仕上げにも影響してきますので、できるだけ真っ直ぐ上に組み上げていきます。側面を作る時の難関は、入口作りです。複雑な工程になりますが、ここが綺麗に仕上がると、特に見栄えが良くなるでしょう。適当に作らず、ゆっくりと丁寧に作業をするのがお勧めです。出入り口ができあがったら、あとは天井を仕上げます。すぼめるように編み込んでいきますが、徐々に隙間が少なくなって作業が難しくなっていくものです。できるかぎり穴を小さくしていき、最後は縄の端を穴へ入れて、内側で結び目を作れば取っ手になりましょう。これで猫ちぐらの完成です。作業全般の注意としては、まず藁屑が多く出やすい点が挙げられます。作業場所に新聞紙を敷く等して、作業後の掃除をしやすくすると良いでしょう。掃除用具としてコロコロを準備しておけば、散らばった藁を取り除きやすくなります。また、猫が既に家にいる場合は、いたずらをされないように注意してください。特に、側面が編み上ってくる段階に入ると、猫が興味を持ち始めて中に入ろうとするものです。作業を妨害されないように、作業部屋には猫を入れないように注意しておきましょう。
猫ちぐらの作り方のまとめ
猫ちぐらの材料は、本格的に一から作る場合は藁が必要になりますが、入手が困難で適切な消毒や処理が必要となるため初心者向きではありません。藁縄や紙ひも、クラフト用紙などで代用すると比較的安価で簡単に入手することができます。 藁縄で作る場合はその他の材料としてタコ糸、やすりがけした割り箸2本、はさみ、霧吹きを用意します。 はじめに藁縄を平らに巻いてタコ糸で留め、底の部分を作っていきます。巻きにくい場合は霧吹きで湿らせると上手くいきます。藁縄が一回りするごとにタコ糸を足していき、お好みの大きさになるまで巻いていきます。底の部分が十分な大きさになったら、今度は横の部分を作るため、垂直に巻いていきタコ糸でしっかり固定します。底の部分にクッション等を入れる場合は、その厚みに応じて巻く回数を調整してください。必要な回数を巻いたら入り口を作るため、藁縄を折り返してタコ糸できつく締めます。反対側も同じように折り、お好みの大きさの入り口が出来るまで繰り返してください。適度な大きさの入り口を確保できたら、藁縄を2、3周巻きつけ、タコ糸を返し縫いの要領でしっかりと結びます。入り口内側の両脇に割り箸をくくりつけて歪みを矯正したら、縄一本がギリギリ通る程度になるまで上部をすぼめるように巻き、タコ糸で固定していきます。取っ手となる部分を残して端を内部に押しこみ、結び目をつくってはさみで切ります。タコ糸を先ほどと同様に返し縫いの要領で処理したら完成です。 猫ちぐらの作製には手間がかかりますが、愛猫のために作ってみるのも良いのではないでしょうか。
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猫ちぐらとは藁でできた猫ベッドのことで、猫を飼っている人の間で大人気の商品です。通気性が良く、保湿性にも優れていますので、夏は涼しく、冬は暖かく、どんな季節にも使えるというところも需要がある理由の一つであると言えます。狭いところが好きな猫が喜んで入り、くつろいでいるその姿が大変かわいらしいと評判です。猫ちぐらは新潟県関川村、長岡市小国町、秋山郷(新潟と長野の県境)で作られている民芸品で、長岡市小国町と秋山郷では猫つぐらと呼ばれています。完全手作業で作られているため、作成に時間がかかります。需要の高まりと作り手の数の減少によって、関川村で作られる猫ちぐらを入手するためには6年待ち、長岡市小国町で作られる猫つぐらは生産が追いつかないため一時的に予約を休止しています。現在、海外で生産されたものや輸入された植物を材料にしてつくられたものが、猫ちぐらとして販売されていますが、消毒が正しくされているのか、猫の健康に害を及ぼす可能性は無いのかなどの不安が残ります。大切な家族が使用するものなので、安全性を第一に考えるのであれば、手作りすることをおすすめします。猫ちぐらの手作り方法自体は単純な内容なので、材料と根気、時間さえあれば作成することが可能です。